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大切な誰かに認めてもらうために (ガールズ&パンツァー:第四話考察)

2013.11.20 17:15|ガールズ&パンツァー
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今回は、第4話「隊長、がんばります!」についてです。
『ガールズ&パンツァー』と言えば、迫力ある試合シーンが目を引きますが、
注目して見てみると試合以外のところもなかなか面白いんですよね。
とりわけ第4話は、この作品の中で特徴的な考え方が提示されています。
そのためこの記事では、その部分に着目してきたいと思います。



○『ガールズ&パンツァー』第4話:大切な誰かに認めてもらうために


第4話は、ダージリン率いる聖グロリアーナ女学院との練習試合と、
華と彼女の母親・百合が対立する模様が描かれていました。
その中で特に重要だと思われるのが、次の場面です。

「お嬢、奥様が目を覚まされました。お話があるそうです」
「わたくし、もう戻らないと……」
「お嬢!」
「お母様には申し訳ないけれど……」
差し出がましいようですが、お嬢のお気持ち、
 ちゃんと奥様にお伝えした方が、よろしいと思います!」 (4話)


ここは、『ガールズ&パンツァー』でかなり特徴的な場面であると思います。
というのも、ここで華は家を出て行こうとするのを止められて、
きちんと母親と向き合って話し合うように求められています。
この流れの中に、単に家を離れて自分の道を行くだけではダメで、
それをきちんと認めてもらう必要があるということがはっきりと表れています。

自分の道を邁進するだけではなく、それを「認めてもらう」ことが肝要なのです。

もちろんそれは、五十鈴の家に奉公している立場である、
新三郎の考えている「あるべき形」として提示されているに過ぎません。
けれども『ガールズ&パンツァー』は、みほにも同じ道を選び取らせています。
すなわち彼女も、家を出て自分の道を行くというだけではなくて、
その上できちんと西住の家と対峙することが物語の上で求められているのです。

そのことを鑑みると、自分の道を「認めてもらう」ことが重要というのは、
単なる奉公人の私見に過ぎないものではないと思います。
現に次の場面では、明らかに華の立場とみほの立場が重ねられています。

「返りましょうか」
「でも……」
「いつか、お母様を納得させられるような花をいけることができれば、きっと分かってもらえる」
「お嬢!」
「笑いなさい、新三郎。これは新しい門出なんだから。わたくし、頑張るわ」
「はい!」
「五十鈴さん」
「はい?」
わたしも、頑張る」 (4話)


ここで、みほも自分の道を行くだけでなくて、
それを認めてもらうために「頑張る」ことが方針として示されています。
『ガールズ&パンツァー』というのは、認められるために対決する物語なのです。

それでは何故、自分の道で誰かにぶつかって、それを認めてもらうことが重要なのでしょう。
考えてみると、自分の道は自分で確立することで完成するのではなく、
重要な誰かに認められて初めて完成するという考え方があるからではないかと思います。
その「重要な誰か」とは、自分が何かに取り組むに当たって大きな影響を受けた人物です。
これまでに大きな影響を受けたからこそ、その人に認めてもらうことが、
自分の道を自信を持って自分で認めるための要件になり得ます。

みほに関しては、第12話でまほに認められて初めて、彼女の戦車道は確立されました。
それまで過去を突かれたときには絶えず揺れていた「みほの道」が、
あのときを境に決定的に固まったと言えるのではないでしょうか。

彼女がまほから受けた影響についてはアニメではあまり描かれていないものの、
第12話でまほに認められたときのみほの嬉しそうな表情が、
漫画『リトルアーミー』で描かれたような姉妹の過去を仄めかしています。

結論として『ガールズ&パンツァー』では、単に自分の道を行くだけではなく、
対抗する重要な誰かとぶつかって、それをきちんと「認めてもらう」ことが重要視されています。
みほの場合はまほに、華の場合は百合に認めてもらうことで、
家の流儀から離れた彼女たちの道は初めて確立されるのだと思います。


テーマ:ガールズ&パンツァー
ジャンル:アニメ・コミック

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