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六話は「コムケ回」ではないということ (ゆるゆり♪♪:六話感想)

2012.08.10 18:24|ゆるゆり
何故、千歳は綾乃をコムケに連れて行かなかったのか。

という疑問に苛まれ、先日寝つけず、カナダ対アメリカ戦を見きってしまった始末です。
ゆえに、今回はその話題から、第6話を考えていきたいと思います。

また、今回はタイトルからしてコムケを前面に出しておきながら、
それにほとんど関係のない、話題ボックスの話が最後に挿入されていました。
その不思議な挿入から見えてくる、6話全体としての隠れた「中心」についても、
考えていこうと思います。
6話は、ミラクるんやコムケを軸とした話ではないということ。

それでは、しばらくお付き合いください。




○千歳が綾乃をコムケに誘わなかった理由に関する私見

この疑問が浮かんだのは、コムケの話の最後で、
綾乃が京子から電話をもらいショックを受けた後で、
千歳も綾乃に電話して、次のように言っているからです。

綾乃ちゃん、ドンマイやで。


この言葉を見る限り、千歳は綾乃の状況が分かっています。
京子とコムケに行きたくて、電話をずっと待っていた綾乃のことを把握しているのです。
それにもかかわらず、彼女が綾乃をコムケに誘わなかったのは不自然ではないでしょうか。

というのも千歳だったら、京子と一緒にコムケに行きたいけれど、
自分からは言いだせない綾乃の性格を読んで、自分も行くのならば、
あらかじめ綾乃にコムケに一緒にいこうと、
誘っておくくらいしそうなものだと思うのですよ。


しかし、そうしなかったのは何故なのか。

明示されていないため、色々と想像できるわけですが、
思うに、千歳は京子が綾乃を誘う可能性があると考えていたのではないでしょうか。
昨年のことがあるので、そう考えるのも無理はありません。
もしそうであるのならば、自分がその前に誘ってしまうことで、
綾乃が京子と二人でコムケに行く可能性を潰してしまうことになる。
その避けるべき可能性を踏まえて、自分では誘わなかったのではないでしょうか。


もちろん、京子が行くのならば結衣が行く可能性もあるので、
実質的に綾乃と京子が二人っきりで東京に行くことになるとは考えにくいのですが、
自分でその僅かな可能性すら潰してしまうことを避けたのならば、
彼女が綾乃をコムケに誘わなかったことも納得がいきます。

まあ、千歳がコムケに行くのを楽しみにし過ぎていて、
他のことが頭に入らなかったなどの理由も考えられるのですが、
千歳が綾乃のことを失念するほど、コムケを楽しみにするとは考えにくいのです。
現に千歳は以下のように言っています。

素晴らしい妄想のため、いいネタを仕入れんとな。


千歳の言う「妄想」とは、基本的に綾乃と京子での妄想を指します。
これはアニメ第四話の感想でも申し上げたことですが、
千歳はもともと綾乃を「かわええ」と思っていて、その想いの延長で、
綾乃が好きな京子と綾乃のCPで妄想することが日常になっています。

そのことを鑑みると、千歳がコムケや同人誌に興味を持ち、
実際に一人でやってきた理由は、上述の引用のように、
自分が「妄想」をするときの妄想力を高めるためであると考えられます。

ゆえに、千歳はコムケに行く際に綾乃のことを念頭に置いてやって来たと取れるので、
彼女が綾乃のことを失念していたとは考えにくいのです。

そのため、個人的には、彼女が綾乃のことを気遣った結果、
裏目に出て綾乃が一人地元に取り残されてしまう結果に至ったのではないかと思います。


作中でそのような仕草は全く描かれないわけですが、
最後の「ドンマイ」に、綾乃に配慮する千歳は見出せます。
綾乃に配慮する存在としての千歳という点に注目するのならば、
誘わなかった理由も、綾乃のためであったように考えられるのです。




○第6話総括:「コムケ回」ではなく「ごらく部回」だということ

第6話は、京子制作のミラクるんのアニメを含む、
ほとんどアニメオリジナルなコムケの話と、再び話題ボックスが登場する、
原作22話「一年で一番短い一日」を基にした話の二本立てでした。

コムケの話は、ほとんどアニメオリジナルと言っても、
他方で一期でやった話をかなり引き継ぎ再構築していて、
特に、ちなつが結衣の家に遊びに来ていたまりのためにコスプレをする、
原作29話「そんな設定は初期不良です」での話の流れが大いに再現されていました。

冒頭からのミラクるんのインパクト、そして「【速報】ゆるゆり完売」というタイトルから、
当然のごとく、6話は「コムケ回」と見なすことができます。
実際に、各所でそう言われているようですし、ミラクるんのアニメを含め、
コムケの話に多くの時間が割かれているということは間違いありません。

しかし、コムケ回であるのならば、後半の話題ボックスの話は蛇足に見えます。
同じ夏休みの出来事ではありますが、ほとんどコムケに関係ないからです。
6話を「コムケ回」とみなすのだとすれば、あの話は何なのでしょうか。
本当に6話という「コムケ回」に似つかわしくない、ただの蛇足なのでしょうか。

私はそうは思いません。
むしろ、コムケの話だけで終わらせず、話題ボックスの話を挿入してきた点に、
6話の真の軸、すなわち「ごらく部」を見出すことができると思います。


つまり、6話は「コムケ回」というより、「ごらく部回」と言えるのではないでしょうか。

私がそのように考えるのは、まず今回のコムケが、一期の場合とは違って、
ごらく部で参戦したものであるという事実があるためです。


一期のコムケは、上級生四人での参加でした。
しかし、今回は「ごらく部」での参戦です。
例外的に千歳は来ていますが、彼女は京子のことを手伝いに来たわけではありません。

また、京子は作中で次のように語っています。

二人に夏コムに来てもらったのは、ごらく部のパワーアップのためさ。

パワーアップ?

二人の成長のために、この戦場の空気を知ってもらいたくてね。


このすぐ後で、京子は結衣によって、
「ちょっといい話風に、この二人まで同人活動に巻き込もうとするな」とこずかれるわけですが、
コムケでの同人活動が「ごらく部の活動の延長」として提示されている場面と言えます。
今回のコムケは、「ごらく部の」コムケであるというところが強調されているのです。

よって、今回の話ではコムケよりもごらく部にフォーカスが当たっていると考えられます。

さらに、そのことの証左として、ちなつのコスプレ関連の件が挙げられます。
先に述べたように、ここでは一期にもやった、
ちなつがまりのためにミラクるんのコスプレをやる話が再現されています。
コムケに来たミラクるんファンの女の子の夢を、再びちなつは潰してしまいます。
そして、女の子の最後の一言。

ママ、人生ってしょっぱいね。


まりの「…おねーちゃん 人生ってしょっぱいね」に酷似しています。
何故、ここまで展開を似せてきたのでしょうか。

これはどうとでも解釈でき、場合によっては批判の理由になる部分ですが、
私は、コムケでの一幕が「ごらく部の活動」であることを明示しているのが、
このちなつのコスプレに関する部分であると考えています。


今回の話は題名からしても明らかに「コムケ」の話で、
冒頭からミラクるんでど肝を抜いてくる、普通とは違う特別な話に見えます。
しかし、そこで段々と明らかになってくるのは、
そこにおいても描かれるのが、結局結衣の家においても同様に起きるような、
どこかで見たことのある、「ごらく部の日常」に違いないということです。


最初で強烈なインパクトを与えておいて、段々と日常へ収束していく。
この構成を、我々は既に一度経験しています。
それが、脚本担当を同じくする二期一話です。
そこではあかりが異様に目立つ「あかりの夢」パートから、
ごらく部の温泉宿での一コマへと話が移りました。
圧倒的に日常的ではない情景から、「ごらく部の日常」へと帰っていくわけです。

これと同様に、6話は、ミラクるんのOP、コムケという、
いつもとは違うことを仄めかす要素をたっぷり利用しておきながら、
最後に着地するのは、ちなつのコスプレの件であり、
さらには話題ボックスの話であるという構成になっています。


こう考えると話題ボックスの話は、もはや蛇足ではありません。
むしろ、コムケの話と同様に、「ごらく部の日常」を表す本筋の一つと言えます。

よって6話は、ミラクるんとコムケの風景、
そして話題ボックスの話という蛇足で構成される「コムケ回」ではありません。

あくまでごらく部を主軸として、コムケにおいてその活動が展開される様を描いた後に、
再び結衣の家での「ごらく部の日常」へと帰っていく、「ごらく部回」であったと言えます。




以上です。

実際「○○回」という言い方は、見る側によって決定されていいものと私は考えているので、
「コムケ回」ではない! というのは少し大仰なのですが、
全体を通して考えて見ると、あくまで6話の中心は「ごらく部」であるという私見を、
作品を幾度か見直しながら、長々と論じてみた次第です。

次回予告はいろいろな姉妹の話とのことです。
あの予告だけだと千鶴が京子大好きみたいですね。
本人が見たら抗議してきそうな次回予告だと思いましたw
来週も楽しく見ようと思います。

テーマ:ゆるゆり
ジャンル:アニメ・コミック

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