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劇中劇に見る『アイカツ!』のアイドル観 ――アイドルカツドウに外せない絶対 (アイカツ!第159話考察)

2016.01.11 15:54|アイカツ!
今年も、昨年に引き続き『アイカツ!』について考えていきます。
今回は、『アイカツ!』における劇中劇、
特に第122話における「ヴァンカツ」と第159話における「オオゾラッコーン」に着目します。
この二つの話の中においては、
あかりたち主人公側とそれに対峙する勢力が登場しますが、
その対立の中において、『アイカツ!』のアイドル観とでも言うべきものが表れています。
この記事では、これを明らかにしていきたいと思います。
もしよろしければ、お付き合いいただければ幸いです。

第122話における「ヴァンカツ」も第159話における「オオゾラッコーン」も、
その劇中劇における敵方が何故敵方なのかと言えば、
それが当人の意思にかかわらずアイカツに一定の制限を与えるためであると考えられます。
いずれの劇中劇においても、洗脳のような強引な手法によっているからこそ敵方なのです。

とは言え、第122話も第159話も、敵方との戦いというのは、
意思にかかわらず自分たちに従ってもらおうとする絶対主義的な立場と、
それに対抗する相対主義的な立場という図式では捉え切れない部分があって、
そこに『アイカツ!』のアイドル観が表れている気がします。

例えば、第159話においては、ジャージ絶対なジョニー側と、
ジャージもいいけどドレスもありというスターライト側の戦いを描いているのですが、
後者は完全に相対的であるということではなく、
アイドルはステージの上ではドレスであるべきという点については譲っていないのです。

つまり、スターライト側がドレスを肯定しジャージを否定する立場ではないことは、
「ジャージも機能的でいい」というような劇中の台詞で幾度か強調されているのですが、
だからと言って、ステージの上でもジャージで臨むということは想定していません。
そこにスターライト側の譲れない考え方が表れています。

よって第159話は、「ジャージ絶対の立場」対「ジャージもドレスもという相対的立場」、
という図式の戦いと言うと正確ではなく、
後者は「ジャージは練習でドレスは本番で」という点においては、
ある意味では前者に劣らないくらい絶対的に、自然とそういうものであると考えているんですよね。

ここにおいては、例えばジャージがすごく大好きで、
ステージにもジャージで臨みたいというような特異なアイドルを想定していません。
「ステージではドレス」という譲れない感覚がスターライト側にはあって、
そこにおいてはこちらも相対的な立場ではないのです。

同様の考え方は第122話にも見出せて、そこでは「下僕としてヴァンカツすること」と、
「自分の意思で自由にアイカツすること」が対置されているように見えて、
決してそればかりでは片付けられない部分がありました。
アイカツ側は、スポットライトの下に全く出ないアイドルを認めていない嫌いがあったのです。
つまり、劇中の学園長の台詞から分かるように、
ヴァンパイアになってはいけない理由として提示される最たる理由は、
ヴァンパイアがスポットライトの下に出られないためでした。
そしてその考え方の基底には、
アイドルはスポットライトの下に出るものであるという考え方があります。
やはりそこでも、全くスポットの下に出ないで、
ラジオや執筆活動しか行わないアイドルというものは想定されていません。

ここで二つの劇中劇を合わせて見れば、
アイドルは、スポットライトの下に出て行くものであり(第122話)、
ステージではドレスを着るものである(第159話)という一定の考え方があると言えます。

それでそこから結局何が言いたいかというと、
『アイカツ!』は、「これってアイカツか?」という有名なやり取りの中で、
割と何でも「アイドルカツドウ」の範疇に含んでいく作品なのですが、
それでもその活動には一定の中心があるということを、この二つの劇中劇に見出せるということです。

つまり、アイドルは「スポットライトの下に出て行くもの」であり(第122話)、
ステージでは「ドレスをまとうもの」である(第159話)ということは、
「アイカツ」に割と何でも含んでいく『アイカツ!』においても、
少なくとも現時点においては、「外せない絶対」として表れているのです。



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テーマ:アイカツ!
ジャンル:アニメ・コミック

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