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撫子の彼女についての考察 (なもり『大室家』)

2012.07.18 18:00|百合作品
考えよ、さすれば与えられん。

仄めかされていた撫子さんの彼女候補が、『大室家』の三話で出てきたということで、
私も色々考えてみないわけにはいきません!

これまでの『ゆるゆり』本編や、他の撫子さんの登場シーンを鑑みても、
ヒントになる情報は私にはなかったように思えるので、
『大室家』三話から考えられることを指摘して参りたいと思います。

しかし、こういうとき「誰が彼女だったか」という問いを立てて考えると、
贔屓が入ってしまう気がしますので、
今回はそれぞれの可能性について考えてみたいと思います。

すなわち、「○○が彼女だ!」と提示するのではなく、
「○○はこういう点に着目すれば彼女に取れる」ということを、
三人それぞれについて語っていこうと思うのです。


そのうち誰が最も彼女っぽいかは、それぞれで答えを持てばいいかと。

それでは、順番に考えて参りましょう。




○電話の場面における情報

まずは、三話で提出された情報を整理しないことには始まりません。
ヒントと思しき点を、以下に箇条書きでまとめてみましょう。

①夜十時の電話は習慣になっている。

7、8ページにおいて、世にも珍しいデレデレな撫子が見られるわけですが、
こうした夜中の電話は習慣になっていたと考えられます。
というのも、会話の内容が非常に他愛もないことだからです。
何か特別なことを話すために、この日だけ約束をしていたわけではありません。
おそらく、学校では恋人として話せないため、
こうした電話での会話を設けて、日常的に「恋人として」、
係り合える時間を作っていると推測することができます。


②電話は相手からかかってきているということ。

撫子が今回は電話を待っているので、相手からかけることが決まっていると推測できます。
その理由は、相手の方が忙しいことなどが考えられると思います。

③撫子は学校での態度が「普通」か不安に思っている。

他の友人たちに自分たちの関係がばれると「大変」であるために、
撫子は自分が「学校で普通にできてる」か不安に思っています。
それに対して電話の相手は、撫子が「よかった」と返す解答をしています。
電話の相手は、自分たちが普通にできていると考えていると推測できます。

④電話の相手は、友人たちに申し訳なく思っている。

8ページで撫子はこう述べています。

まあこればっかりはしょうがないから
私たちのことみんなに気づかれると大変だし


この返しから想像するに、電話の相手は、
他の友人たちに対して自分と撫子の関係を秘密にしていることを申し訳なく思っています。


⑤電話の相手は、撫子に愛の言葉をねだっている。

電話の相手は、撫子に「好き」と言わせています。
しかもかなり粘って言わせています。

電話のシーンから抽出できる情報は、この程度でしょうか。
それでは、三人それぞれを順番に彼女と想定して考えて見ましょう。



○三輪藍が彼女

まずは、三輪藍が彼女であると仮定してみます。

まず、四人で話している場面に注目してみましょう。
どのように会話が始まったのかは描かれていませんが、
作中で描かれている部分から想像することはできます。
1ページ目に着目すると、おそらく以下の流れで会話は始まったのではないでしょうか。

第一に、撫子が見つけたお店を、席の近い藍に紹介する。
第二に、その間に他の二人が席の近くにやってくる。
第三に、藍がみんなで行こうよと提案する。


まず撫子が藍に店を紹介し、そこに「何の話してるの?」という形で、
他の二人が乱入してきたと考えると自然です。


もしそうだとすれば、本来撫子は藍にお店の話を持ってきたということになります。
それも教室で二人のときに、その話を持ち出したのです。
6ページにあるように、「藍が好きそう」なお店を紹介すれば、
その後は一緒に行く流れになる可能性は高いと考えられます。

美穂やめぐみの介入がなければ、撫子は二人で店に行くことになったかも知れないのです。

仮に藍が彼女ではないとすると、この流れは多少不可解です。
電話のシーンを見る限り、泊りは経験済みだとはいえ、
それほど恋人という関係になって日も経っていないように見える撫子が、
自身の彼女のいないところで藍にそのような話を持ちかけるでしょうか。
たとえパートナーがそうした付き合いに寛容であっても、真面目な撫子ならば気を遣って、
彼女のいないところでそのような話はしないのではないでしょうか。

よって、藍が彼女である可能性は高いと言えます。

つまり、二人のときに藍の好きな店を紹介するということは、
撫子と藍が恋人でなければ不自然であるため、
藍が彼女である可能性が高いという結論が導けます。


他の部分に着目しても、撫子は他の二人が来てからは、藍とだけ話していません。
これは他の二人にばれないようにという撫子の配慮と取れないでしょうか。
また、四人のときに藍にだけ妙に話しかけなかったため、
撫子は不安になり、電話で普通にできていたかを尋ねたと考えられます。




○園川めぐみが彼女

次に、園川めぐみが彼女ではないかと疑ってみます。

のぞみの場合特徴的なのは、アルバイトをしているという点です。
これは他の二人にはない、現時点で彼女に固有のものと言えます。
1ページによれば、めぐみは給与を服代に少なからず費やしているようです。

さて、ここで思い出して欲しいのが、撫子が電話を待っていたという事実です。
準備を終えたのだから、彼女から電話をすればいいのにもかかわらず、
撫子は相手の電話を待っていました。
これは何故でしょうか。

様々な理由が考えられますが、一つの可能性としては相手が多忙であることが考えられます。
つまり、撫子からの電話だと相手が出られるか分からないために、
元々相手から電話をするという約束をしていたという線です。
しかしそうだとすれば、電話を待つ恋人を差し置いてまでやるべき用事があったはずです。

これが、アルバイトであるとは考えられないでしょうか。

アルバイトであれば、電話がかけられないというのも納得ができます。
めぐみはアルバイトが終わり、家に確実に帰ることができる十時くらいに電話をすると、
事前に撫子に伝えていたのではないでしょうか。

現時点で何か夜に予定がありそうなのは、
「バイト」をしていることが判明しているめぐみだけなので、
撫子が電話相手から電話がかかってくるのを待っている点に注目すれば、
彼女が第一のパートナー候補ということになります。

また、四人の会話に着目すると、彼女は一番撫子に絡まれています。
そして5、6ページによれば、その度に「ドキッ」としているわけです。
撫子はめぐみの態度を見て、自身の絡み方が普段通りか不安になり、
電話で確認したと考えることもできます。




○八重野美穂が彼女


最後に、八重野美穂が彼女であると考えてみたいと思います。

四人の会話において、撫子は基本的にめぐみに絡んでいますが、
逆に撫子に絡みに行っているのが、美穂であると言えるでしょう。
藍との関わりはあまり描かれていませんが、
自他ともに認める「ドS」という位置に彼女はいます。

この立ち位置から、美穂が撫子の彼女ではないかと疑うことができます。

というのも、他の二人と比べて、美穂は特別な位置に立っています。
すなわち、撫子を「いじられる側」と認識できる位置にです。
めぐみが「撫子には敵わないわ」と述べ、
藍も撫子に関して「Sだ さすが撫子」と言っていることを考えれば、
先の立ち位置はかなり特殊な、彼女だけのものであると言うことができます。


これを踏まえて、今回の話について考えてみましょう。
友人四人の他愛のないいつもの会話が提示された後で、
恋人としての二人だけの会話が提示されることにより、
撫子のいつもの姿と、恋人との時間における姿が、
極めて対照的に描かれるのが今回の『大室家』でした。

作中では「友人との関係における撫子」と、
「恋人との関係における撫子」が示されていたと言えます。

このような物語の内にあって、撫子を一人だけ違う形で解釈できるということは、
「彼女だけが」撫子との関係において特殊であることを暗示します。
ここに、美穂が撫子の彼女であるということを見ることができるのではないでしょうか。

換言すれば、撫子の恋人である特別な一人と、友人である他の二人がいる中で、
四人の会話の場面において「特別な一人」の位置にあったのは美穂ということです。

この構造を一種の暗示として取るならば、美穂が彼女に違いありません。

また、6ページの「喜ばせて何が楽しいの?」という言葉から、
彼女は(特に撫子を)困らせることが好きであると考えられるので、
三人の中で最も、「好き」の言葉をねだって、撫子を困らせそうな人物でもあります。



以上三人それぞれについて考えてみました。
結論として、誰が電話の相手であってもおかしくありません。
誰か明かさないのは、むしろそれぞれの可能性を考えさせるためであるように思います。
『ゆるゆり』自体も、一対一の関係をそれぞれゆるく書くことによって、
どの人物の組み合わせも否定しないような作品になっている感があるので、
それと同様に、『大室家』を考えてみてもいいのではないでしょうか。


テーマ:ゆるゆり
ジャンル:アニメ・コミック

コメント

No title

誰が恋人かも気になるけど、これって三人とも撫子を好きなんじゃないかな?
撫子は世間体を気にして関係を秘密にしてるんじゃなくて、他の二人の気持ちを知ってるから黙ってるのかも
本編では向日葵の前で堂々と通話してたし、今回も恥ずかしい会話を櫻子に聞かれたから動揺しただけの可能性が
もしそうなら、カムアウトは慎重にならざる得ないのかなぁと

返信です。

>誰が恋人かも~ の方

なるほど。

『ゆるゆり』本編の感じからしても、確かに世間体云々という理由は考えにくいですし、
四人がそうした関係性であったなら躊躇の理由も説明できますね。
今回の会話を見ても、三人の撫子への好意は確認できますし。

『ゆるゆり』は二人での関係だけでなく、ごらく部や生徒会などの、
「四人での関係」も書いているので、願わくばあの四人も引き続き描いてほしいと思います。
そうなれば更におっしゃっている辺りが見えてくる気がします。

個人的な希望を述べれば、友人から、からかわれている撫子も見てみたいものですw
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