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トライスター、今再び輝く星へ ――美月とかえでとユリカであったからこその再結成 (アイカツ!第150話考察)

2015.09.13 17:08|アイカツ!
今回は、先日放送された、『アイカツ!』第150話を考えます。
大スターライト学園祭の開催に際して、
トライスターとして出場しようと決意したかえでとユリカが、
美月にぶつかっていって見事に再結成を果たした本話。
織姫ときっちり話をし、いちごとともに語らい、みくるに応援されて、
美月がかえでとユリカと幾年ぶりの『Take Me Higher』を披露したことで、
彼女の物語は改めて一段落を向かえることができたというような気がします。

この記事では、ここで達成されたトライスターの再結成が、
誰か一人の功績によるものと捉えられるようなものではなくて、
美月、かえで、ユリカの三人であったからこそ迎えられたものであるということを論じます。

第150話におけるトライスターの再結成については、
最初に一歩を踏み出したかえでの貢献が目立っていますが、
実はユリカがいなければ成し得なかったと思います。
ユリカがいなければ、この段階において、
トライスターを再結成するという選択肢自体があったかどうか、
分からなかったのではないでしょうか。

というのも、美月が学園を出た時点で、ユリカがトライスターの解散を選んだからこそ、
今回の再結成があったと考えることができると思います。
仮に解散せずに、かえでとユリカの二人がトライスターとして既に認知されてしまっていたら、
再度三人になることを選択肢にできたかは分からなかったのではないでしょうか。

かえでがもう一度三人でステージに立つことを目指す前提を、ユリカが作っていたと考えられます。

そのように考えると、今日までのトライスターの物語は、
トライスターが美月とかえでとユリカの三人だったからこそ、
紡ぎ得たものに他ならなかったと思います。
三人の特長に基づくそれぞれの行動が、今日のトライスターの再結成へと繋がっていました。
このことについて、順番に振り返りながら考えていきましょう。

第一に、美月についてです。
言うまでもないことですが、美月がトライスターという夢を見なければ、
トライスターの結成は有り得ませんでした。
しかもこれは、順風満帆に実現した夢ではなく、蘭の脱退により挫折しかけた夢です。
美月はかつて、蘭に手紙で次のように語りました。

私、決めたよ。
蘭の心にこれ以上雨が降らないように、蘭にはトライスターを外れてもらいます。
あなたには太陽のもとでかがやいてほしいから!
私の夢であなたの夢を振り回してしまって、ごめんなさい。
いつも、夜空からあなたたちのことをみまもっています。
行く道は違っても、お互い同じ空でかがやきましょう。 (第37話)


そして、いささか消沈していたようにも思える表情と声色で、
そのことを織姫に報告しに行っていたのです。

「らしくないわね」
「トライスターのメンバーは、紫吹ではありませんでした」
「あなたらしくないと言ったのは、人選を失敗したと思っていることよ」
「トライスターとして輝ける三人目を見つけます!」 (第38話)


それにもかかわらず、美月が諦めずに夢を追い続けました。
そして、常に吸血鬼たろうと頑張るユリカと出会ったのです。
トライスターは、美月が諦めずに夢を追いかけ続けたためにこそ実現し得た夢でした。
美月が強くその夢を求め続けることができたのは、一つには彼女の向上心のおかげでしょう。
美月はあのとき既に圧倒的なトップアイドルでしたが、
『Take Me Higher』に歌われているように、更なる高みを目指してその夢を抱きました。
美月がトップアイドルであっても、なお高みを目指そうとし続けるアイドルであったからこそ、
それぞれに輝く三つの星によるユニットは結成できたと言えるのです。


第二に、ユリカについてです。
先述したとおり、美月が学園を出た時点でユリカが解散を選択できなければ、
トライスターの「再結成」は有り得なかったかも知れません。
ユリカが解散を選んだのは、トライスターのファンのことをも考えてのことでした。

「トライスターは三人でトライスターです。
 私たちにとっても、ファンにとっても」(中略)

「私たちが組んだら、誰でもトライスターを思い出すわ。
 美月さんはどんどん先に行くのに、私たちだけ、
 亡霊のように彷徨っているみたいじゃない」 (第79話)


ユリカがこのようにファンのことを考えることができるアイドルなのは、
ほとんど初登場時から一貫しており、
例えば第20話ではそのためにこそアイドルを辞めるとまで言ったのです。

「ファンは、吸血鬼きゃらの私を応援してくれていたの。
 それなのに、あんな姿を見せて、がっかりさせてしまった。
 私、もうアイドル辞める!」 (第20話)


このスキャンダルを乗り越えて、
ファンのためにきちんと吸血鬼であり続けることを誓ったために、
第38話で美月にトライスターのメンバーとして見出されるに至ったと言えます。
そして、今度はそのユリカの特徴が再結成に繋がることになりました。
ユリカが誰よりファンのことを考えることができるアイドルであって、
そのために解散を選べたからこそ、物語が第150話に繋がったのです。


第三に、かえでについてです。
第150話において、かえでが再結成への一歩を最初に踏み出さなければ、
トライスターの再結成は有り得なかったでしょう。
かえでがユリカにもう一度トライスターでステージに立つことを伝えに行く場面、
パラシュートで降下してくる姿が想起させるのは、第33話の彼女の初登場の場面です。
トライスターオーディションというチャンスに際して、かえではアメリカから駆けつけ、
やはりパラシュートでインパクトのある登場をかまして見せたのです。
そして、今回もかえではチャンスに飛び込むことを最初に決意しました。

「私、ユリカと一緒に出たい」
「え?」
「大スターライト学園祭! 私、どうしても出たい。一緒に出て欲しい!」
「分かってるの? 学園祭には三人ユニットじゃないと出られないのよ」
「イエス! 私、トライスターとして出たい」 (第150話)


そして美月に、このチャンスに一緒に飛び込もうと誘うのです。

「大スターライト学園祭……」
「三人ユニットで参加するイベントなんだ」
「この三人で出たいんです。
 美月さん、もう一度トライスターになってくれませんか?」
今がチャンスだと思うんだ」 (第150話)


結果として三人は、『Take Me Higher』が歌うように、
チャンスを逃さないで、大スターライト学園祭に飛び込むことに決めます。
かえでが、チャンスに際しては太平洋だって越えてくることができる、
勇気のあるアイドルであったからこそ、もう一度三人でステージに立てたのです。


結論として、第150話のトライスターの再結成と『Take Me Higher』のステージは、
トライスターが、他の誰でもない、
美月とかえでとユリカの三人によるユニットであったからこそ実現できたと言えます。
トライスターの再結成までの物語は、この三人だから紡げた物語であったのです。



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テーマ:アイカツ!
ジャンル:アニメ・コミック

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