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情熱ハラペーニョ二人の流儀 ――手を引き、手を引かれ、進んでいく (アイカツ!第141話考察)

2015.07.20 16:36|アイカツ!
今回は、情熱ハラペーニョの二人にスポットが当たった、
第141話を考えていきたいと思います。
特に印象的なのは、「世界げきからフェス」に参加する中で、
ひなきが珠璃のおかげもあって自分の殻を破り、
経験に基にした様々なアイデアを出していったところです。

ここにおいて、情熱ハラペーニョがユニットとしての完成を見たことは、
これまで辛さが強過ぎたハラペーニョドーナツが、
甘さと辛さの絶妙なバランスを達成したことから見て取れます。
足りなかった甘さは、珠璃に対するひなきの色であったと考えられます。
というのも、第132話の結成の時点で、ひなきが甘さを担当することは示されていたためです。
あかりはそこで、情熱的な珠璃が「ぴりっとしょっぱいポテトチップ」なのに対して、
ひなきは「それを甘く包み込むチョコ」と評しています。

辛さ(塩辛さ)を珠璃が担うのに対し、甘さをひなきが担うのです。
この上に、ハラペーニョドーナツのメタファーはありました。

さて、今回はこうして完成を迎えた情熱ハラペーニョというユニットが、
如何なるユニットであるのかということを、第141話の内容を中心に改めて考えます。
以前の記事で、情熱ハラペーニョが昔から芸能界にいる二人のユニットで、
それぞれが今は昔とは違う自分で活動している、
「新しいことを志向する二人」のユニットであることは既に述べたところですが、
第141話は二人がどのように新しい領域に踏み出るのかを示した回であったと思います。
ここに注目することで、更に情熱ハラペーニョの二人を理解できることでしょう。
もしよろしければ、第141話の内容をともに振り返りつつ、お付き合いいただければ幸いです。



(1) 手を引き、手を引かれ、進んでいく二人

第141話が描いたのは、ひなきと珠璃がともに手を引き合って、
新しい領域へと進み出て行くイメージであったと思います。
つまり、一方で珠璃はその熱さや前向きさでひなきの手を引き、
ひなきを新しいところに踏み出させるのですが、
他方でひなきは経験に裏打ちされたアイデアで珠璃の手を引いて、
珠璃に新しいところに踏み出させるというのが、
情熱ハラペーニョというユニットの在り方であったのではないでしょうか。

だからこそ、二人が表現するピーターパンとウェンディは、
ピーターパンがウェンディを先導するだけでは、決してありませんでした。
曲の最中、空へ飛んでいく箇所において、当初珠璃を先導していたひなきは、
直後珠璃に先導されているのであり、相互に先導し合っているのです。
ティンカーベルの魔法で二人が空へと飛び上がっていくところです。

aikatsu08.png
 当初は、ひなきが珠璃を先導している。

aikatsu09.png
 途中から、珠璃がひなきを抜かし、ひなきを先導している。

このピーターパンとウェンディの姿に、二人の在り方が表れていました。
ひなきが珠璃の手を引くだけではなく、珠璃がひなきの手を引くだけでもない。
珠璃がひなきを変わらせて、その変わったひなきのアイデアにより、
今度は珠璃が新しい世界に踏み出て行く。
それこそが情熱ハラペーニョであったのです。

今回の話は、ひなきがメキシコ料理とスペイン料理のコラボを提案する場面において、
スペインがメキシコ(新大陸)に渡っていくイメージを引っ張っているからこそ、
ピーターパンという物語が、この第142話の話にはぴったりと合っていると思います。

つまり、ひなきは両国の料理のコラボを提案したとき、
それはスペイン(珠璃)をメキシコに連れていっているのであり、これを受けての、
ピーターパン(ひなき)がウェンディ(珠璃)をネバーランドに連れていくステージでした。
物語中で提示された関係が、ステージ上で改めて再度引かれているのです。
ひなきが珠璃を新しいところに手を引いていく物語であったからこその、ピーターパン。

とは言え、先述のとおり、ひなきのピーターパンは手を引くばかりではありませんでした。
ウェンディの手を引きながら、ウェンディに手を引かれもしていたのです。
この、物語から剥離している部分にこそ、二人のユニットのテーマを見出せます。
情熱ハラペーニョは、「手を引き合う」二人のユニットに他ならなかったのです。

(2) 情熱ハラペーニョにおけるひなきらしい領域

ところで、第141話は、情熱ハラペーニョという、
名前からして全力で珠璃らしさが強く出ているユニットにおいて、
ひなきらしさはどこに出ているのかという疑問に答えるものであったと思います。
ひなきらしさは、「新しさ」を目指すという基底の部分に表れているのです。
様々な新しいものを企画する姿に、このことは表れていたのではないでしょうか。
このように考えると、二人がユニットを結成した、第132話の見え方も変わってきます。

第132話はいわば、ユニットの「骨格」を決める段階と、
「色」を決める段階の二段階に分かれていると考えられます。
つまり、チョコかけポテチのような「新しく意外な」ユニットを目指すことを決めた後で、
ユニット名が示すとおり、「情熱的な」ユニットを目指すことを決めるのです。

「新しく意外な」というのは、ユニットの基礎となるテーマであって、
この基礎の上に「情熱的な」というユニットの方向性が乗っかっています。
「新しく意外な」と言っても、キュートなのかクールなのか、進むべき方向はたくさんあります。
そこで二人は、「情熱的な」を選んだのです。

情熱ハラペーニョというユニット名は、この「色」決めに係る部分で、
ここで二人は「情熱的な」ユニットという方向性を選び取ったと考えられます。
しかし、ここでユニットの全てが決まったわけではなくて、
その時点においては既に「新しく意外な」という「骨格」は決まっていたのです。

そこで考えてみるべきなのは、確かに「情熱的な」という方向性は、
珠璃の方に寄っている、珠璃らしいものなのですが、
その時点で既に決まっていた「新しく意外な」という基礎的なテーマの方は、
どうであったかということです。
けだし、こちらがひなきらしいのです。
つまり、ひなきは初登場のときから、「新しい」ものを志向するアイドルとして登場していました。
それゆえに、あかりの新し過ぎるオーディションでの行動に魅かれていたわけです。
これを鑑みると、「新しく意外な」というテーマは、明らかにひなきらしいと言えます。

結論として、情熱ハラペーニョというユニットは、
「新しく意外な」というひなきらしい骨格と、
「情熱的な」という珠璃らしい色が合わさったユニットであったと言えます。
確かにユニット名は珠璃寄りなのですが、
それ以前に決まっていたコンセプトは、ひなき寄りであったのです。
ひなきが様々な新しい企画を出す第141話は、
一見全面的に珠璃らしい情熱ハラペーニョというユニットにおいて、
ひなきらしい領域があることを改めて示してもいたと思います。



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テーマ:アイカツ!
ジャンル:アニメ・コミック

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