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『ゆるゆり』の日常を描いた二話 (ゆるゆり♪♪:二話感想)

2012.07.11 18:58|ゆるゆり
一話が、あかり回のように見えたのに対し、二話は京子回でしたね。

原作で言えば、取り上げられたのは23話後半、25話、28話、24話で、
京子と結衣の関係性に焦点が当たっていたり、
京子がごらく部の中で特に元気に目立っていたりするお話が、
アニメ二話のほとんどを構成していました。

『ゆるゆり』と聞いて、まず思い浮かべるような、
ゆるりとした日常がサブタイトルの通り強調されていたように思います。

今回も気になった点を私なりに解釈していければと思います。
それでは、追記からどうぞ。




○『ゆるゆり』の日常を描いた二話

私はアニメ二話を、「『ゆるゆり』の日常」をひたすら強調したと考えて見ました。
これは一話と対比するとよく分かることです。

一話は、「あかりの夢」(原作4巻小冊子)と旅館でのごらく部(原作47、48話)が描かれていました。
考えて見ると、これは両方、「『ゆるゆり』における非日常」を描いていると言えます。

まず、「あかりの夢」のパートに関しては言うまでもないでしょう。
そこでは非日常どころか、非現実が展開され、
最も『ゆるゆり』らしくない光景が提示されていました。

次に、温泉旅館での活動も、旅先であるという点で非日常と言えます。
もちろん、旅館で行われるのは「普段と変わらないごらく部のやり取り」なのですが、
我々が『ゆるゆり』と聞いてまず想起するだろう、
「いつもの和室での」ひたすらゆるゆるとしたごらく部の活動からは遠ざかっています。
ゆえに、相対的に非日常であると言えると思います。

さて、一話は以上のように「非日常」を描いたために、
一期を見ていた視聴者に対して「強烈な自己紹介」となったわけですが、
そこから『ゆるゆり』の日常に引き戻す役割を、
二話は背負っていたのではないかと考えております。


視聴者が『ゆるゆり』と聞いてまず思い浮かべるような光景、
それが二話では中心になっていたように思います。
一期からお馴染みの、冒頭の「アッカリーン」は象徴的でした。
あれは一期を見ていた人であれば覚えているであろう、
アニメ『ゆるゆり』の「いつもの光景」(日常)に他なりません。


今回のサブタイトルが、「ゆるゆりなる日々なるなり」であることからも、
「『ゆるゆり』の日常」が二話では強調されていると結論できるように思います。



○カットされた23話前半の意味

ここで私は、アニメ二話において、23話の後半は使われているのにもかかわらず、
23話の前半はカットされていたことに注目してみたいと思います。
もちろん、その理由を尺の問題と考えることも可能です。
しかし、23話の前半部は原作である『ゆるゆり』の中でも、
かなり特殊であるため、私はそのことがカットされた原因ではないかと考えます。

何が特殊なのかと言うと、いわゆる「メタ」ネタがあるという点です。

そもそも23話は表題が「方式が決定しました」で、
前半部では生徒会メンバーが、『ゆるゆり』中における時間の経過に関して話します。
櫻子が8月のカレンダーをめくると、一気に11月に。
「大人の事情」で秋はすっ飛ばされたと千歳が淡々と語ります。
これにより、櫻子と向日葵にとって一大事な選挙は先送りにされたわけです。
千歳は「ゆるゆりってサ○エさん方式やし」とまで語ります。

これは本当に珍しい『ゆるゆり』中でのメタネタでした。

そしてメタは23話後半の、
京子が結衣に宿題を見せてもらおうとする場面にも引き継がれます。
そこでの京子と結衣の会話を一部、引用します。

私らって歳とらないんだって
そうらしいね
まあでもそのほうがいいよね
なんで?
ずーっと一緒にいられるじゃん


ご存知のように、ここはアニメでは改変されていました。
その台詞を引用して比べてみましょう。

私らって何か変わらないよね
そうだね、特に京子は成長しないっていうか
まあでもそのほうがいいよね
なんで?
ずーっと結衣が面倒見てくれるし


意図的にメタが排除されていることが分かると思います。

アニメ二話が「『ゆるゆり』での日常」をテーマにしていたのならば、
以上のようなメタの排除が行われた理由も分かります。
メタネタは、描かれている「日常」が作り物であることを示してしまいます。
そのため、「日常」を提示しようとしている二話においては邪魔になってしまうのです。
見る側が「日常」を見る際に、斜に構えてみることを招いてしまいかねないからです。

23話前半は、受け手が「『ゆるゆり』の日常」に入り込みやすくするためにも、
削られたのではないかな、と私は考えております。


ただし、原作である『ゆるゆり』においては、メタネタは全く蛇足ではありません。
「歳を取らない」というメタから、「ずっと一緒にいられる」ということが提示されるからです。
笑いを取るためのメタというよりは、そのことを示すためのメタだったのです。
特にちなつの「ずっとみんなと一緒にいられるもんね」と言うときの笑顔は必見。

今はアニメだけという人は、今後原作も読んでみると面白いと思いますよ!
アニメとは違った良さも発見できるように思います。



○不自然な順序変更から、京子の強調へ

既に述べていますが、アニメ二話は、原作で言えば、
23話後半、25話、28話、24話の順番でアニメ化されています。
普通に考えれば、この順序変更は不自然です。
何故、敢えて原作通りの順序にしなかったのでしょうか。

特に今回の構成は、途中に生徒会に蛇が出る話(28話)を挿入して、
その後で再びごらく部を描く(24話)というものになっています。
最初にずっとごらく部を描いて、最後に生徒会を持ってくる方が、
全体としてはすっきりまとまるような気がします。
そうするのでもなく、以上の順序にしたのには何か理由があるのでしょうか。

もちろん、何となくの可能性もありますが、
私はその理由が、「京子を強調するため」であったように読み取れると思います。

最初に京子(と結衣)が中心である23話後半、25話を持ってきて、
その後に生徒会メンバーの話を挿入する。
そして最後に京子がオチを担当する24話を持ってくる。
これにより、最初と最後を京子が担当し、「京子回」の印象が強くなっています。

一話と比較すれば、一話はまさしく「あかり回」でした。
最初が「あかりの夢」で、最後が一人部屋に残されたあかりという「あかりオチ」です。
しかも「あかりオチ」は原作では存在せず、アニメで敢えて加えられています。
一話は、比較的あかりが目立つ「あかり回」であり、
同時にそれゆえに、上述のように『ゆるゆり』の「非日常回」なのです。

あかりが目立つ「あかり回」であることと、
非日常が描かれた「非日常回」であったことには関係があったように思います。

そしてそれに対して、アニメ二話は「京子回」で「日常回」だったのはないでしょうか。

京子が中心になってお話を動かすというのは、『ゆるゆり』の日常と見なされ得るものです。
あかりの影の薄さが原作以上に強調された(主観ですが)一期があり、
一層それだけ京子が「真の主人公」と見なされてきたからです。
京子が物語の中心にいるのは、『ゆるゆり』と聞いて、より多くの視聴者が、
思い浮かべる光景に近いと言えます。
一話での「あかりの夢」と比べれば一目瞭然でしょう。

結論として、二話は不自然な順序変更を通して、京子を強調し、
それによっても「『ゆるゆり』の日常」を表したと言えると思います。




先日後輩に、一話は「物語の外部においてあかりが主人公であること」を、
明確に示しているという、以前にここでした話をしたところ、
「明らかに考え過ぎですが、先輩はそれでいいと思います」という、
褒めてるんだか貶めているのだかよく分からない、
光栄な言葉を頂いたので、今回も「深読み」をしてみました。

ゆるゆるっとしているようで、色々と考える点があるところは、
原作もアニメも同様で、毎回本当に面白いです。

次回予告にはさくひまを感じたので、楽しみにしつつ待ちたいと思います。

テーマ:ゆるゆり
ジャンル:アニメ・コミック

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