スポンサーサイト

--.--.-- --:--|スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ソレイユ、いつまでも輝き続ける星へ (アイカツ!第125話考察)

2015.03.22 11:27|アイカツ!
KIRA☆Power/オリジナルスター☆彡KIRA☆Power/オリジナルスター☆彡
(2013/10/23)
STAR☆ANIS

商品詳細を見る


今回は、『アイカツ!』第125話について考えていきます。
久々にソレイユが取り上げられ、三人の新しい夢が掲げられた本話。
ソレイユは、第88話でWMに負けた際に、次はWMに勝つことが目標として示されながら、
WMはソレイユに負ける前に解散してしまったので、
ソレイユが進むべき道は作中で曖昧になっていました。
そのため、いちご個人の道ではない、それとは別の、
ソレイユの道の再定義は必要なものであったと思います。
第125話は、この必要にきっちりと答えていたと言えるでしょう。
この記事では、ソレイユというユニットのこれまでを振り返りながら、
彼女たちの新しい夢が如何なるものであるかを考えていきたいと思います。

一年目、二年目と着実に進んできたソレイユという星は、
三年目、ここに来てどのような意味を持つ夢を掲げていたのでしょうか。
一年目から順番に、ソレイユの辿ってきた道を振り返っていきましょう。


そもそも一年目でソレイユは、トライスターとは対照的なグループとして提示されました。
つまり、「一人でも輝ける」アイドルがそれぞれに強く輝く、
「三つ星」としてのユニットであるトライスターに対して提示された、
「一緒だから輝ける」アイドルが光を持ち寄って一緒に強く輝く、
「一つの大きな星(=太陽)」としてのユニットこそソレイユであったのです。

ソレイユは、「一緒だから輝ける」という、
ソレイユ固有のテーマを持ったユニットでであったと言えます。
特に美月との対比の中で、彼女とは違う道を歩む者として描かれてきました。
それゆえに、一年目においてソレイユとトライスターは対照的に描かれながら、
それぞれが同じ舞台に立って、例えば競合することはなかったのです。
ここは、二年目のソレイユの物語との対比において重要な部分と考えられます。

しかし、ソレイユのテーマである「一緒だから輝ける」ということは、
個々のメンバーの相対的な弱さと不可分のものでした。
一人でも輝ける美月たちに対して、いちごたちは一人でも輝けるのか。
この問題は、蘭がトライスターを脱退してソレイユに加入した、
あの始まりの瞬間からずっと、彼女たちに付いて回るものであった気がします。
ソレイユのメンバーは、トライスターとは異なるテーマを示せる三人でありながら、
同時にトライスターにはなれなかった三人でもあったと言えるのです。

そのため二年目のソレイユの物語は、これを克服することがテーマとなりました。
いちごたちが「一人でも輝けるアイドル」になることがテーマとなったのです。
とりわけ、第52話で、星座アピールを決めたセイラに対して自信を持てなかったあおいが、
自信を獲得して星座アピールを出した第71話は際立っています。
このときの記事で述べたように、いちごたちは主に星座アピールを出す過程の中で、
「一緒だから輝ける」だけではなくて、「一人でも輝ける」ようにもなっていきます。
重要なのは、「一緒だから輝ける」というソレイユのテーマも生き続けていることです。
第71話のあおいの台詞を引用してみましょう。

「星座アピール、私にも出せるかな?」
「うん! 出せるよあおい!」
「そうかな?」
「出せるに決まってるよ。だってあおいだもん」
「え?」
「私ね、あおいのこと、ずっとすごいって思ってたんだ。
 あおいと一緒にステージに立つと、すごく安心するんだよ。
 私なんて自分のことでせいいっぱいだけど、
 あおいはちゃんと私たちを見てくれてるって分かるから。
 それができるのは、あおいだけなんだよ!」
「私にしか、できない……?」
「うん! ずっと近くで見てたから分かるんだ」
「私、自分より周りを見ちゃうのは弱点だって思ってた」
「え、そうだったの!?」
でも、そんな私を必要としてくれる、誰かがいるのなら……」(中略)

私は、霧谷あおいの、可能性を信じる!」 (第71話)


前述のとおり、あおいはここで自信という課題を克服しているのですが、
克服に際してはいちごの存在が鍵となっています。
あおいを必要とし、あおいの美点を認めてくれるいちごがいるからこそ、
あおいは自信を持って、星座アピールを出すことができたのです。
この流れの中に明らかなように、ソレイユは、
「一緒だから輝ける」状態から「一人でも輝ける」状態に移行しているわけではありません。
一緒だから輝くことができ、かつ、一人でも輝ける状態へと移行しているのです。
二年目は、「一緒だから輝ける」と「一人でも輝ける」を架橋する物語であったと言えます。

こうして二年目の物語が、ソレイユの「一緒だから輝ける」というテーマを生かしつつも、
いちごたちがトライスターのごとく「一人でも輝ける」ようになる様を描き切ったからこそ、
第87話でWMと正面切ってぶつかれるユニットとして名前が挙がったと考えられます。
もしいちごたちが「一人でも輝ける」ことにまつわる課題を克服していなければ、
WMと対決できるユニットとして美月に認められていたかは疑問であったと思います。

そして、WMとの勝負は、一年目でトライスター(≒美月)とは別のテーマを示すユニットとして、
登場し続けていたソレイユが、美月と勝負できる立ち位置に来たことを象徴的に示すものでした。
そこで、第71話で一応の完結を見せたソレイユの物語は、再度動き始めます。

つまり、一年目で「一緒だから輝ける」という固有のテーマを得て登場し、
二年目で「一人でも輝ける」ようにもなって大成したソレイユは、
第88話の勝負によって、「WMに勝つ」という新しい目標が設定されたのです。
ソレイユの物語は、ここで改めて動き出しています。

しかし、それにもかかわらず、ソレイユがWMに勝つ前にWMは解散してしまったので、
「WMに勝つ」ということが目標として設定されたソレイユの物語は、再び停止してしまいます。
今後どこに向かうのかということが二年目では描かれず、宙ぶらりんになっていました。
第125話は、先述のとおり、この状態を引き取って先を示す意味を持つものでした。
すなわち、確かにWMは解散してしまったので、
ソレイユが今後WMに勝つことは多分できなくなってしまったのですが、
そのWMが紡げない伝説を紡ぐということが新たなテーマとして提示されたと考えられます。

それが、いちごたちが語っていた「夢」に他なりません。
それは、作中でソレイユの三人が初めて掲げた、ソレイユ固有のテーマです。

あたしたちの今の大きな夢ってのは、ソレイユを続けることだ
「「そのとおり!」」
「ソレイユを続ける?」
「うん。ソレイユはね、私たち三人にとって、すごくすごく大切なユニットなんだ」
「はい」
「ソレイユ、太陽っていう意味のユニット名も、三人で決めた」
「ね」
「ああ」
「私たち三人にとって、ぽかぽかあったかい、特別で、大切な場所だから」
「続けるために、全国ツアーを絶対成功させる」
「ずっと、長く続けていきたいな」
おばあちゃんになってもね
「ええ、さすがにムリだろ……」
「頑張りたいね」
「踊れなくなってるかも知れないけどな」

「おばあちゃんになるまで続けるには、
 とっても大変なことがたくさんあると思うし、本当にできるかも分からない」
「けど、大きな夢が何か、何を掴み取りたいかを決めると、
 そのためにもっともっと走りたくなるからな」
「叶うかどうかは分からないけれど、夢があるから頑張れてるんだよね、きっと」
「うん!」 (第125話)


ここでいちごたちが述べた、「おばあちゃんになるまで続ける」というソレイユの夢は、
マスカレードにも、ソレイユに打ち勝ったWMにも果たせなかった長大な夢で、
今まで誰によっても紡がれなかった、「ソレイユの伝説」に繋がるべきものです。
第125話は、こうしたソレイユだけの道を改めて示して見せたと言えます。
一緒だから輝けるソレイユの三人らしい、一緒であり続けるという夢。
それも、ただ一緒にあり続けるだけというわけではありません。
一緒にいて、一緒に走り続け、また、より輝き続けていくのです。
いちごたちはステージ前に次のように語り合っています。

「経験したことのない、大規模なツアーだけど」
きっと走り切れる。あおいと蘭が隣にいてくれるから
「私も。いちごと蘭と一緒なら、怖いものなし」
「ああ、私もだ。一緒に走り切って、ずっと一緒に走り続けたい」
「いつの間にか、それは私たち三人の夢になってたね」
「ああ、ずっと前から決まってたみたいにな」
じゃあ、どこまでも走っていきましょうか
「「「ソレイユ、ライジング!」」」 (第125話)


ここで三人が、経験したことのない大規模なツアーを走り切れると自信を持ち得るのは、
他の二人がいてくれるからであることが述べられています。
第71話でそうであったように、未だ知らない場所に向かう自信は、
一緒であるというところから生まれてきているのです。
ソレイユの「一緒だから輝ける」というテーマが、ここでは再確認されています。
三人は、三人であり続けて、そこから更に輝き続けていく。


結論として、一年目で「一緒だから輝ける」ことを旗印に登場し、
二年目で「一人でも輝ける」ようにもなったソレイユの三人が掲げた夢は、
マスカレードもWMも果たすことができなかった、
彼女たちの残した伝説とは異なる「ソレイユの伝説」に繋がるものでした。
それを種に紡がれるのは、いつまでも輝き続ける一つの星の物語です。



○関連記事

  ソレイユに関連する記事

   夢みるファム・ファタルのように ――夢を追いかける美月 (第38話)
   強く気高い獅子のように (第57話)
   ソレイユ、一人でも輝ける星へ (第71話)

  最近の『アイカツ!』の記事

   人魚姫のドレスが登場した理由 ――気持ちを「伝える」人魚姫 (第120話)
   みやびが見上げて想うものは――「お別れ」しないかぐや姫 (第121話)
   スターライトクイーンの使命を意識し過ぎないための (第124話)


テーマ:アイカツ!
ジャンル:アニメ・コミック

コメント

非公開コメント

プロフィール

Author:天秤
天秤と申します。
アニメや漫画など、好きなものについて考えたことを書き込みます。
よろしくお願いいたします。

カレンダー

06 | 2017/03 | 07
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

カテゴリ

最新記事

最近のつぶやき

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

アクセスカウンター

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

RSSリンクの表示

リンク

QRコード

QR

  • ページトップへ
  • ホームへ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。