スポンサーサイト

--.--.-- --:--|スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

あこがれは「最初の」道しるべということ (アイカツ!第95話考察)

2014.09.21 16:45|アイカツ!
TVアニメ/データカードダス アイカツ!2ndシーズン 挿入歌ミニアルバム2 Cute LookTVアニメ/データカードダス アイカツ!2ndシーズン 挿入歌ミニアルバム2 Cute Look
(2014/09/24)
STAR☆ANIS、わか・ふうり・すなお・れみ・ゆな・えり from STAR☆ANIS 他

商品詳細を見る

今回は、『アイカツ!』のオープニングである『SHINING LINE*』の歌詞について、
第95話等の内容を踏まえて考えていきます。
取り上げるのは、一番中の「いつでもあこがれが最初の道しるべ」という部分です。
アイドル活動における「あこがれ」の重要性は、
一年目からずっと強調されてきたところであり、
例えば第47話では極めて強力に提示されていました。
疲れが溜まって倒れもした美月が、その後最高のパフォーマンスを成し得たのは、
マスカレードへの「あこがれ」の力のために他ならなかったのです。
美月、いちご、あかりというラインの中で、あこがれの力は特に描かれてきました。

先述した部分は、そういった「あこがれ」のことを歌っている部分ですが、
ここで気になるのは、それが単なる「道しるべ」とはされていない点です。
すなわち、「最初の」道しるべとされているのです。
「最初の」という限定形容詞がかかっています。
何故、「あこがれが道しるべ」と歌わずに、「あこがれが最初の道しるべ」と歌うのでしょう。
この「最初の」という限定に込められた意味を、今回は探っていきます。
そして、これを考えるヒントとして、第95話を改めて眺めてみることにいたしましょう。



○『アイカツ!』第95話:あこがれは「最初の」道しるべということ


第95話で改めて明示されていたドリームアカデミーの基本テーマは、
「あこがれを追いかけること」でなく、「自分の道を確立すること」であったと思います。
「あこがれ」は重要なきっかけではあるのですが、それとのある程度の距離感が、
ティアラやセイラの在り方には表れています。

すなわち、ティアラについてもセイラについても、
織姫やいちごがきっかけとしてあったことは強調されている一方で、
彼女たちを追いかける方向でなく、彼女たちに対峙する方向に向かうのです。


特にセイラについては、当初追いかける姿も描いた上で、切り替えさせています。
というのも、第65話でセイラは、一度はスターライト学園を目指すのであり、
その姿には「いちごを追いかける」様を見出せます。
『アイカツ!』は、そのような「追いかける」道があることも提示しながら、
そうでない道をセイラに歩ませていると言えます。

この、憧れをきっかけに動き始めつつも、「あこがれを追いかける」だけでなく、
「自分の道を確立し、あこがれと対峙する」ドリームアカデミーのテーマというのは、
美月を追いかけるところから始まり、そこからの卒業で締めを迎えた一年目と好対照です。
同時に、この一年目の内容を受けたものとも言えます。

というのも一年目は、いちごが美月と並ぶことを目指す姿を描き、
「あこがれを追いかける」というテーマをベースにずっと進行していましたが、
終盤にはそこから明らかに脱却しています。
すなわち、いちごが自らアメリカ行きを決めたとき、
彼女は明らかにあこがれからの卒業を果たしているのです。
アメリカに美月はいないのに、いちごはその道を選びました。
ただ「あこがれを追いかける」ならば、その選択は有り得なかったでしょう。

あのいちごの決断に見出せるのは、『アイカツ!』という物語が、
「あこがれを追いかける」というテーマから卒業する、その姿であったと言えるでしょう。
ただあこがれを追うだけでなく、自分の道を確立して、
後にあこがれと対峙する方向へ、あの瞬間舵を切っています。

『アイカツ!』の二年目というのは、そこからスタートする物語です。

ただ「あこがれを追いかける」だけというところから脱却したいちご。
セイラは、あるいはドリームアカデミーというのは、
そうした卒業を果たしたいちごにふさわしいライバルであるために、
「あこがれを追いかける」だけではない者として強調されているのではないでしょうか。

実際、セイラがアイドルを目指すきっかけというのは、
(ノエルを笑顔にすることができる)テレビでのいちごを見たためですが(第65話)、
彼女は自身のアイドルを目指すきっかけを「いちご」とは言わないんですよね。
彼女は、「ノエルを笑顔にさせたくて」ということを強調します。
そこで「美月」と言うであろういちごとは対照的に。

この辺りにも、一年目と二年目の明白なテーマの差、
あるいは二年目が一年目の先の物語であることを見出すことができます。
あこがれは重要なきっかけですが、それを追いかけるだけではない。
それが二年目の大きなテーマの一つで、そこで新たに参入してきた、
セイラやドリームアカデミーが力強く提示するテーマなのです。
OPも、こうした物語のテーマを反映したものになっていると考えられます。
だから『SHINING LINE*』は、「あこがれが”最初の”道しるべ」と歌うのではないでしょうか。

憧れは「最初の」道しるべであるため、極めて重要なきっかけです。
それがなければ、その道には進んでいけなかったでしょう。
自分を導いてくれる、確かに重要な「道しるべ」なのです。
しかし、憧れは「最初の道しるべ」でしかありません。
ずっとそれを道しるべにして、歩んでいくわけではない。
そういう含意が、『SHINING LINE*』の歌詞には込められているのではないでしょうか。

結論として、『SHINING LINE*』が「あこがれが”最初の”道しるべ」と歌うのは、
『アイカツ!』二年目の物語が、単にあこがれを追いかけるだけのものではないためです。
むしろ二年目は、主にあこがれを追いかけていた一年目の物語の先にあります。
二年目は、あこがれを追いかけるだけでなくて、
自分の道を確立し、あこがれと対峙していくことを描いていく物語なのです。

これを示すために『SHINING LINE*』は、
「最初の」道しるべとしてあこがれを提示すると考えられます。



○関連記事

   美月にいちごと挑むのが、セイラである理由 (第九十二話)


テーマ:アイカツ!
ジャンル:アニメ・コミック

コメント

非公開コメント

プロフィール

天秤

Author:天秤
天秤と申します。
アニメや漫画など、好きなものについて考えたことを書き込みます。
よろしくお願いいたします。

カレンダー

08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カテゴリ

最新記事

最近のつぶやき

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

アクセスカウンター

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

RSSリンクの表示

リンク

QRコード

QR

  • ページトップへ
  • ホームへ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。