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真似から脱け出ていくいちごとあかり (アイカツ!第七十七話考察)

2014.04.13 09:00|アイカツ!
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(2014/04/30)
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今回は、『アイカツ!』第77話について考えます。
あかりは入学後、自身の憧れるいちごのようなアイドルになることを目指しますが、
いちごの言葉を受けて「自分らしく」進んでいくことを決意します。
最後の髪を切る場面は印象的です。
そこには、他ならぬあかりとして輝いていこうという意志が見出せます。
あかりはいちごの言葉を受けて、輝く「自分」を発見したのです。
ゆえに第77話は、いちごに憧れてきたあかりがいちごの真似を止めて、
いちごに認めてもらった「自分で」歩んでいく決意をする話のように見えます。

しかし、実際はあかりが「自分」を見つけるだけではありません。
同時にいちごも、あかりとの関係を通して「自分」を見つけていくのです。
この記事では、このことについて指摘していきたいと思います。



○『アイカツ!』第77話:真似から脱け出ていくいちごとあかり


いちごも、あかりとの関係を通して「自分」を見つけているというのは、
いちごがそこで、「自分のプロデュース」を見つけているということです。
当初いちごは、プロデュースということがよく分からなかったために、
誰かを真似することであかりをプロデュースしていくのですが、
最後には彼女自身のプロデュースとでも言うべきものを見つけるのです。
このことは第77話を振り返ってみると分かります。

まずいちごが、誰かの真似から入っていることを確認していきましょう。
以下は、食堂でセイラたちと話す場面と、
あかりのプロデュース(特訓)を開始する場面です。

「それにさ、星宮は直感で見出したかも知れないけど、
 選んだ時点で大空あかりの人生を変えてるんだ。
 だから責任を持って、しっかり軌道に乗せてやらないとな」
「うん、そうだよね!」(中略)

「私はあかりちゃんを合格させた。
 だから、あかりちゃんの力になれたらなって思うんだ。
 特に最初の一歩はね」 (77話)


始まりの言葉からして、セイラにもらった言葉を受けてのものになっています。
そしてここからいちごは、美月の特訓、涼川の助言と、続けて誰かを真似していきます。
すなわち、スペシャルアピールを出すための特訓と、
歌詞を自分のものにするという助言を受け継いでいくのです。
途中までは、いちごは自分がやってもらったことをあかりにやっています。

いちごが誰かを真似するのは、それだけ人から多くを学んできたということでもあります。
必ずしもそれが未熟さを表すものと捉えられるわけではないでしょう。
しかし今回の場合は、いちごの「プロデュースって今一よくわからない」という言葉から、
自分がよく分かっていなかったからこそ、真似に至っていたとも考えられます。
また第77話は、あかりがいちごの真似をすることを止める話でもありました。
そういったことを鑑みると、プロデュースに際してのいちごの真似というのも、
ポジティブな意味でだけ捉えられるべきではないと思います。

実際に第77話は、そこから「いちごによるプロデュース」に至る物語となっているのです。

それでは次に、いちごが「自分のプロデュース」を行う場面を引用します。

スターはあかりちゃんなんだよ
「えっ!? 私、ですか? 小さくたって、自分だけの光。
 オリジナルスター、目指してるスター」
「オリジナルスターを目指してるスター。それってあかりちゃんだよ。
 あかりちゃんだって、もうステージにあがるアイドルだもん」
「私がスター? 私が?」
「うん!」
「目指してるスターって、いちご先輩だって思ってました」
「オーディションのとき、あかりちゃんがアイドルに見えたのはね、
 目が離せない光があったからだと思う。アイドルの光!」
「アイドルの光?」
「私が美月さんに感じたような光、きっとあかりちゃんが私に感じたような光」
「そんな光が私に?」
「うん! 私には見えたよ。あんな風に目が離せないアイドル初めてだった。
 あかりちゃんは、あたふたしてたけど一生懸命だったよね
 小さな光でも、あかりちゃんの光り方で光ってた。
 うん! それが、あかりちゃんを合格にした理由!」
「いちご先輩!」
だからあかりちゃん、自分らしく頑張ろう!」 (77話)


「あかりがスターである」ということは、いちごが自分で考えたことです。
このことは夜に自室で、あおいがいちごに声をかけなかったことで強調されています。
いちごがあかりのことで考え込んでいることに気付きながら、あおいは声をかけないのです。
これにより、いちごが「一人で」辿り着いたということが浮き彫りにされています。
いちごが一人で考えて掴んだ答えというのは、誰の真似でもない、彼女の答えに他なりません。

また、それによって成されるのは、他の誰でもない「いちごによる」プロデュースです。
上記の場面というのは、いちごが自分のプロデュースをやってみせた場面と言えるでしょう。
そして、いちごが真似のプロデュースから脱け出るとき、あかりも真似から脱け出ていきます。

結論として、以下のことが言えると思います。
すなわち、アイドルである上でいちごを真似していたあかりと、
プロデュースする上で誰か(特に美月)を真似していたいちご。
第77話は、そうした似た者同士の二人が、それぞれ「自分」を見つける物語であったのです。
真似から脱け出ていく二人こそ、今回のテーマに他ならなかったと思います。



余談ですが、今回の展開というのは、いちごがさくらの面倒を見た、
第26話の展開に似ていると考えることができます。
が、あのときよりも明らかにいちごは「プロデュースする側」として成長しています。
というのもあのときは、美月と涼川の力を借りたプロデュースでした。

星宮が傍にいるって分かるだけで、さくらちゃんは大丈夫だと思うよ」(中略)
「あ! 美月さん、ありがとうございます! 失礼します!」

「さくらちゃんは一人じゃないよ! 私がいるよ!
 それにきっと、これから沢山の友達ができる!
 私も、ここで蘭やおとめちゃんやヒカリちゃんや、
 しおんちゃんやユリカちゃんや、他にも沢山友達ができたから! だからきっと!
 明日はこの満開のさくらみたいに、最高のオーディションにしよう! 私がついてる!」
「はい、はい! いちごさま!」
ったく、人づかい荒いっつーの」 (26話)


このように、さくらのときというのは、美月の助言を受け、
涼川の助けを借りて、いちごはさくらのプロデュースを成功させたと言えます。
それが今回は、まさしく「その二人」の真似から脱け出ていく構図になっています。
最終的にいちごは、他ならぬ自身の言葉でもってプロデュースを成功させるのです。



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  オフの光景に見る二つの変化 (第75話考察)


テーマ:アイカツ!
ジャンル:アニメ・コミック

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