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マジカルトイを着るもう一人のアイドル (アイカツ!第六十六話考察)

2014.01.25 17:39|アイカツ!
KIRA☆Power/オリジナルスター☆彡KIRA☆Power/オリジナルスター☆彡
(2013/10/23)
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先日、第六十六話「ステキな両想い」が放送されました。
この話の中で、きいに関する極めて重要な問題に答えが与えられたように思います。
その問題とは、きいがマジカルトイを着る二人目のアイドルであるということです。
現時点で二人が自分のブランドとしているのは、マジカルトイ以外にはありません。
何故きいは、かえでと同じマジカルトイを着るアイドルとして登場しているのでしょうか。
思うにそれは、彼女のカツドウの底にあるものがかえでと非常に近いためです。
今回は物語を振り返りつつ、このことについて説明してみたいと思います。



○『アイカツ!』第六十六話:マジカルトイを着るもう一人のアイドル


今回の話では、再びアイドルとして頑張るきいが描かれました。
当初はセイラのプロデュースを頑張りたいという気持ちから、
なかなか自分のアイドルカツドウに没入できませんでしたが、
美月からもらった言葉をきっかけに、本気でオーディションに向かって行きます。

「知ってた? 人の素敵なところに気付けるっていうのは、
 それだけでもとっても素敵なことだし、自分も素敵になれるってことなんだよ」
「え?」
「セイラちゃんもそれが分かってるから、あなたにもっと素敵に輝いて欲しくて、
 オーディション頑張れって言ってるんじゃないかな? あなたのことが好きだから。
 素敵になれば大好きな人が喜んでくれるんだよ。頑張れる気がしない?」 (66話)


この直後、きいはセイラが本気で応援してくれていることに気付いて、
アイドルカツドウも一層全力で頑張ることを決意し、デザイナー探しに奔走するのです。
そして、セイラを初めとする「素敵な友達」の助けもあり、ついにマルセルに追いつきます。
そこできいが語ったのは、「セイラを喜ばせたい」という率直な気持ちでした。

「それは、足つっちゃった私の代わりに、セイラが追いかけてくれたんです。
 いつもそうなんです。きい、自分のこととなると全然ダメで、
 なのにセイラがいつも助けてくれて。そんなセイラが、
 きいがブレインサンダーガールに選ばれるのを楽しみにしてくれて。
 だからどうしても、オーディションで選ばれて、セイラを喜ばせたくて。
 お願いです! マジカルトイの星座ドレスを着させてください!」 (66話)


オーディションで受かりたいという気持ちより先に、
セイラを喜ばせたいという気持ちがあることが分かります。
これは彼女が初めてアイドルになる第五十五話でも同じでした。
つまり彼女はそこで、母親に元気な姿を見せるために、母親を喜ばせるために舞台に上がるのです。
アイドルになることへの躊躇は、母親への想いによって完全に克服されていました。
言うなれば、きいは「誰かを喜ばせたい」という気持ちでもって、
全力で取り組み、最高に輝くことができるアイドルなのです。

今回はそのことが、「セイラへの想い」で改めて説明されています。
親友のためなら、きいはぶっ倒れるほどに全力で走ることができるし、
星座アピールを出すほどに最高に輝くことができる。

そして、この「誰かを喜ばせたい」という気持ちは、
マジカルトイを着るもう一人のアイドルであるかえでにも見出せるものです。
彼女の場合は、「みんなを楽しませたい」という気持ちが根っこにあります。
かえでが第三十四話で、マルセルからカードをもらう場面を確認してみましょう。

「あなたのことなら何でも知ってる! 人を楽しませることが好きで、
 ピエロに変装して町を歩き、デザインのヒントを探してる。でしょ?」

「私も同じ! 人を楽しませることが大好き!
 だからアイドルになりたいって思ったの。
 私! マジカルトイが大好きで、ずっとあなたを探してたの。やっと会えた」

「Yes! 私、必ずトップアイドルになってみせる!
 約束します。だからカードをください!」 (34話)


「努力」や「意志」は、他のトップデザイナーもアイドルに求めるものです。
それに加えて、遊園地やマジシャンをモチーフとするマジカルトイの場合は、
「誰かを楽しませたい」という気持ちが肝要であることが分かります。

トップデザイナーであるマルセル自身も、それをすごく大切にしているのです。
これはきいの、「誰かを喜ばせたい」という気持ちと同根のものではないでしょうか。
楽しんでもらいたいという心情は、誰かのために何かをしたいと思う点においては、
喜んでもらいたいという心情とあまり変わらないと考えられます。

また、かえではトライスターのオーディションに際してもこの気持ちを大切にしています。

「パラシュートもタップダンスもマジックも、
 かえでちゃんはみんなを楽しませるためにやってたんだよね」
「うん、そうだよ」
「明日のファイナルオーディションも?」
「もちろん! みんなを楽しませてみせるよ」
「でも、オーディションって選ばれるためのものでしょ」
「そう! だけどオーディションだってステージだよ。
 ステージに立つからにはどんなときだって、観客を楽しませなくっちゃ。
 それがアイドルってものだから!」 (34話)


かえでにとっては、オーディションに受かりたいという気持ちより先に、
みんなに楽しんでもらいたいという気持ちがあるのです。
このオーディションへの向かい方も、きいと似ていると言うことができます。
つまり、二番目の引用のところで確認したように、
きいの場合もオーディションに受かりたいという気持ちより先に、
セイラに喜んでもらいたいという気持ちがあります。
誰かを想ってオーディションに臨む点で、きいはかえでと同じです。

けれども、二人は完全に同じというわけではありません。
「誰かを楽しませたい/喜ばせたい」という気持ちがあること、
オーディションにもその気持ちを持って臨む点では似ていますが、
その気持ちが向かう対象が異なっているのです。
すなわち、かえでは「みんなに」楽しんでもらいたいと考えており、
きいは「特別な誰かに」喜んでもらいたいと考えています。

ここは、二人の間にある最大の違いであると言うことができます。

この違いに関連するものとして、第五十話の美月の言葉を引用したいと思います。
美月が僅差でいちごに勝ち、インタビューを受ける場面です。

「応援してくださったみなさん! ありがとうございました!
 再びクイーンになることができて、毎日の努力が報われた想いです!
 そして今年私を輝かせてくれたのは、
 ファンのみなさんであり、星宮いちごです!」 (50話)


ここで、美月を輝かせるものとして挙げられているものは、
かえでときいがそれぞれ大切にする、「みんな」と「特別な誰か」に他なりません。
ここでは、この二つがアイドルを輝かせるものとして語られています。
このうち、かえでは特に前者を、きいは特に後者を意識して輝くアイドルと言えます。
二人は似通った気持ちで輝きながらも、異なる二つの道を示しているのです。

結論として、きいがかえでと同じくマジカルトイを着るアイドルとして登場するのは、
「誰かを喜ばせたい」という気持ちで頑張り、輝くことができるという点で、
彼女がマジカルトイのテーマに合っているアイドルであるためと言うことができます。
しかし仮に二人が同じなら、二人目としてきいが出てくる必要はありません。
マジカルトイのアイドルを務めるのは、かえでだけで事足りるはずです。
けれどもきいは、かえでが「みんな」を意識するのに対して、
自分は「特別な誰か」を意識するという、かえでとは異なる点を持っています。
ここにおいて、二人目のアイドルとして描かれる意味が生れていると思います。

かえでとは「似て非なる」道を示せるアイドルであるからこそ、
きいは「マジカルトイを着るもう一人のアイドル」として登場するのです。



○関連記事

  伯仲する「アイドルへの想い」 (前回の記事:第六十五話)

  自ら輝く太陽として――「太陽」という目標からの卒業 (第五十話)
  今傍にいる友人として、アイドルとして (第五十五話)
  

テーマ:アイカツ!
ジャンル:アニメ・コミック

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