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ロックでの成功譚が一般化されていたことの意味 (アイカツスターズ!第六話考察)

2016.06.12 16:02|アイカツ!
今回は、『アイカツスターズ!』第六話について考えていきます。
有名進学校で勉強ばかりをしてきた四人が、
あるときロックに転向して大成する劇中劇が本話の要となっていました。
この記事では、この話の次の部分について掘り下げて考えていきます。

つまり、前半で小春はドラマ原作の内容を紹介するに当たり、
「がり勉だった四人がロックで大成する」という具体的な面を取り上げていたのですが、
実際のドラマ内のツバサは、その語りの中で、
「仲間がいたから道を進めた」という抽象的な面を取り上げていました。
ここには、如何なる意味を見出すことができるのでしょうか。

けだし、「具体的/抽象的」という対照性を掘り下げれば、
当初は「勉強からロックへ」というところに限った話であったのですが、
そこからその限定を取り外していったということであると考えられます。

この流れは、ゆめの役に関わる監督の改変によっても後押しされていました。

つまり、急きょすばるの彼女役でゆめが導入されたことにより、
夢を追いかけるのはロックに転向した四人ばかりではないことが提示されていたのであり、
ここにおいて、「がり勉がロックに転向して成功した」という具体性は、
一定程度緩和されることになったのです。

この具体的な(狭い)ところから抽象的な(広い)ところへの移行は、
このドラマが具体的にロックという具体的領域で成功したことを問題とするものではなくて、
仲間とともに道を進み成功したことを問題にするものであることについての、
明確な宣言であったととらえることができます。

問題は、こういったドラマの話が、
なぜ、本作の最初の時期の話に挿入されていたかということです。

ロックという領域を扱うドラマが、自らロックを脱ぎ去った、
その先の「仲間とともに進むこと」こそがテーマだと主張する話を、
『アイカツスターズ!』が提示したことには、どのような意味が見出だせるのでしょうか。

私は、そのことは『アイカツスターズ!』が、アイドルという領域を描きながら、
その本丸とするテーマは必ずしもそこにはなく、
その領域を取っ払ってなお残るようなものであるということを、
自ら宣言したということに他ならないのではないかと思います。

『アイカツ!』からそうであったように思いますが、本作品は、
アイドルを描き、アイドルにだけにしか適用できないテーマのみを扱うわけではないのです。
アイドル「を通して」描かれることが、一つの要点なのではないでしょうか。


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テーマ:アイカツ!
ジャンル:アニメ・コミック

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