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オフの光景に見る二つの変化 (アイカツ!第七十五話考察)

2014.03.30 10:00|アイカツ!
TVアニメ/データカードダス アイカツ! ベストアルバム Calendar GirlsTVアニメ/データカードダス アイカツ! ベストアルバム Calendar Girls
(2014/04/09)
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今回は、『アイカツ!』第75話について考えてみたいと思います。
第75話は、二年前のオフタイム(第24話)をなぞりながら、
「色々なことが変わったけど、変わらないものもある」ことを確認する流れでした。
ゆえに、「どこが変わったのか」ということが一つの論点たり得ると思います。
いちごたち三人は二年前と比べて、どのように変わったというのでしょうか。
このことについて、第24話と比較しつつ考えていきます。



○『アイカツ!』第七十五話:オフの光景に見る二つの変化


1. 第一の変化:アイドルとしての前進

第一の変化として、三人はアイドルとして前進しています。
これは、帰りの電車での三人の「約束」の内容の変化に鮮やかに表れています。
三人は二年前も今回も、夕日に照らされて輝く海を見て、これからに想いを馳せます。
両話におけるこの場面を並べて引用してみましょう。

「あっ、海!」
「きれーい!」
「波の一つ一つが輝いてる」
「宝石箱みたい」
あんな風に、私たちも一人ひとり輝こう!
「うん!」 (第24話)


「そうだね、一年後、あたしたちはアイドルとしてどうなってるんだろうね」
「変わることもいっぱい、変わらないこともいっぱいかな?
 みんなそれぞれどんなことしてるかは分からないけど、
 みんな前に進んでるよね、きっと」
「そうだな」
「いちごの言う通り。変わるけど、変わらないこともあるよね」
だから、約束。指切りげんまん。また来年、三人でオフを楽しもう!」 (第75話)


同じく夕日色の海を眺めている場面ですが、話している内容は対照的であることが分かります。
つまり二年前は、今後変わりゆく三人が「変わっていくこと」を約束するのですが、
今回は、既に変わった三人が「変わらないこと」を約束するのです。

「これから一人ひとり輝いていくこと」は「変わっていくこと」に他なりませんし、
「来年もオフに一緒に来ること」は「変わらないこと」に他なりません。
変わっていくことを目指していた三人は、今や変わらないことを約束しています。
この変化は、三人が様々な経験を経て、アイドルとして前進したからこそ起きたものと考えられます。

菜の花畑で寝転ぶ場面にも同様に、三人のアイドルとしての前進が見出せます。
ティーパーティを楽しんで、いちごが眠ってしまった後の、蘭とあおいの会話に注目します。

「昼間でも星って輝いているんだよね」
「ああ、太陽が眩し過ぎるから見えないんだろう」
「他のスターがかすんで見えなくなるくらいの、
 トップアイドルみたいじゃない? 手を伸ばしても届かない存在」
だったら、雲になればいい。星ほど高いところにはないけど、
 自分がここにいるってアピールするんだ」 (第24話)


あれから目が回るくらい、色々あったけど、
 変わらないこともあるんだよな……
「私たちの友情とか?」
「堂々と恥ずかしいこと言うなって」
「あと、そういう風にすぐ照れるところとか?」
「そうやって、調子に乗っていじってくるところもな」 (第75話)


ここでもやはり、話している内容の違いが際立っています。
二年前は三人とも、太陽や星を遥か頭上に見上げる立場でした。
このことは目下「雲」になろうという目標を立てていることからも分かります。
しかし今や三人は、スターアニスのメンバーに選ばれ、
かつ星座アピールを成功させたアイドルです。

既に天に煌めく星の一つとなっています。
ゆえに、もはや「雲」になろうというようなことは目標にはなりません。
二人は変わったことを前提に、変わっていないこともあることを確認しています。

このように、帰りの電車での約束と菜の花畑での会話が、
三人のアイドルとしての前進を確かに示しています。
加えて温泉で予定通りオフを過ごせたことも、前進を仄めかしていると考えられるかも知れません。
二年前、温泉でゆったり過ごすことは、「アイドルのオフ」として提示されていました。

「じゃあ、蘭さんは何がアイドルのオフっぽいとお考えなんでしょう?」
「ずばり、温泉だ!」
「温泉?」
「うん」
「大人っぽーい!」
「アイドルのイメージと離れてる感じが」
「仕事から離れて頭と体を休める。これがあたしたちのオフ!
 しかもこの猿窪温泉は、何と美月さんがお忍びで訪れることがあるという、
 由緒正しいアイドル温泉!」 (第24話)


二年前の時点では、三人はアイドル温泉でオフを送ることができなかったのです。
この点に、三人がアイドルとして大成していなかったことを読み取ることができます。
対して今回は、ゆっくりと温泉を堪能することができました。
そのようなオフを過ごすにふさわしいだけのアイドルになったというわけです。


2. 第二の変化:三人の「友情」の進展

第二の変化として、三人の「友情」が進展しています。
「友情」は変わっていないものとして語られていますが、その実確かに深くなっているのです。
三人の関わりを描いた、以下の二つの場面に注目してみてください。

「パセリいらないの?」
「あっ! あたしの!」
「嫌いなのかと……」
「パセリは好きなんだ」
「珍しい」
「ごめんね。じゃあ、代わりに私の大好きなしば漬けあげる!」
「サンドウィッチに合うと思うか?」 (第24話)


「それじゃ、古今東西、美しき刃・紫吹蘭の意外な一面!」
「実は魚の骨を取るのが、苦手!」
「実はえびポン大好き!」
「実はおやつの趣味が渋い!」
「実はエンジェリーシュガーが似合う!」
「実は照れ屋さん!」
「実は熱い!」
「実は寂しがり屋さん!」
「実は世話好き!」
「実は恋に恋する!」
「だあー! やめやめやめー!」 (第75話)


二年前は、いちごは蘭がパセリ好きであることを知らず、それを食べてしまいました。
このときはまだ、お互い知らないこともあったということが強調されています。
三人の関係は更に深まり得るということが、ここで示唆されていると言えるでしょう。
対して今は、いちごもあおいも、蘭に関する秘密をたくさん知っています。
二人は既に、古今東西ゲームのお題にできるほどに蘭を理解しているのです。
この対照性に、三人の関係の進展を見出すことができます。


3. まとめ

結論として、75話は24話との対比の中で、三人が「変わったこと」を浮き彫りにしています。
「アイドルとしての前進」は、帰りの電車と菜の花畑での会話によって、
「三人の関係の進展」は、蘭に関する知識によって説明されていると考えられます。



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