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ソレイユ、一人でも輝ける星へ (アイカツ!第七十一話考察)

2014.03.02 22:16|アイカツ!
KIRA☆Power/オリジナルスター☆彡KIRA☆Power/オリジナルスター☆彡
(2013/10/23)
STAR☆ANIS

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先日、第71話「キラメキはアクエリアス」が放送されました。
この話の中で第51話より提示されてきたあおいの問題が解決されたことで、
ソレイユの三人がそれぞれ一年目より一歩先に進んだと言えると思います。
そこで今回は、ソレイユの三人が抱えていていた問題を改めて確認し、
それが如何に解決されてきたのかということについて振り返っていきます。

そうすることで、ここまでのスターライト学園側の物語を、
上手く一つの流れにまとめることができるのではないかと思います。
もちろん、特にあおいの問題の解決に焦点を当てるつもりです。
もしよろしければ、これまでの内容を思い出しつつお付き合いください。



○『アイカツ!』第71話:ソレイユ、一人でも輝ける星へ


1. 「太陽から星へ」という二年目の流れ

まず二年目は、冒頭のティアラの「太陽とアンタレス」発言で、
「太陽から星へ」という物語のおおまかな流れが示唆されていました。
第51話の彼女の言葉を確認してみましょう。

「セイラ、きい! いいステージだったわ!
 星座アピールを出すなんて、もう勝ったようなもの!」
「えへへ」
「本当にこれで勝ちなのかな?」
スターライト学園にいる星宮いちごが太陽なら、
 セイラはさそり座のアンタレス
「太陽の一万倍、明るく輝けるんだよ!」 (51話)


一年目は主にいちごが美月に対して「太陽」になっていく過程を描いていたわけですが、
二年目はそこから、より明るく輝く「星」になっていくことを目指すのです。
課題となる星座アピールは、「星」になれたことを証明するものに他なりません。

この発言というのはいちごだけではなく、ソレイユ三人に関わるものであったと思います。
すなわち、ソレイユ(=太陽)の三人がトライスターの三人のような、
「一人でも輝ける」明るい「星」になっていけるかどうか。

このことがこれから問われていくという意味が、
「太陽から星へ」を示唆する上述の台詞には込められていたという気がします。
だからこそ、直後であおいの課題が早くも提出されているのです。

「霧矢」
「いちごに交代してしまいました。負けたら学園長が辞めると聞いて……」
「聞かれてしまったのね……。耳に入れてしまって申し訳なかったわね。
 でも霧矢、あなたも星座アピールを出せると思っていた。
 あなたの可能性、私は信じているわよ」
「はい」 (52話)


言うまでもありませんが、ここであおいの「自信」の問題が既に現れてきています。
ソレイユは「一緒だから輝ける」、トライスターとは別の輝きを提示するユニットでしたが、
いちご・あおい・蘭は「トライスターにはなれなかった」三人でもありました。
そこにあった課題が、「太陽から星へ」の流れの中で改めて取り上げられることになるのです。


2. ソレイユ三人それぞれの課題

「一緒だから輝ける」ソレイユの課題は、一言で言えば「一人でも輝けるか」ということです。
しかし、一人ひとり特に問題になるところは異なっていたと考えられます。
すなわち、いちごは「自分を持つこと」、蘭は「寂しさを一人で克服すること」、
そしてあおいは「自信を持つこと」が、特に個人の課題として提示されていました。
それぞれ順番に確認していきましょう。

第一にいちごは、美月や、美月のくれた目標をずっと追いかけてきたため、
自分の目標を獲得し、進んでいく道を自分で決めることが問題になっていました。
その意味で「自分を持つ」ということが、彼女の課題であったと言えます。
第35話の面接での以下の回答は、いちごの問題を露わにしています。

「最後の質問。星宮さんが入ったらトライスターにどんな輝きが加わるのかしら」
「憧れの美月さん、パワフルなかえでちゃんと一緒のステージに立てたら――」

――このまま私に喰らいついてこられるなら、星宮いちご、あなたは……。

太陽! 私はトライスターの太陽を目指して、朝から晩まで沈まずに輝き続けます」(35話)


ここでいちごは美月が提示した「太陽」という目標を反芻するのです。
この回答は、あおいや蘭が自分はどうなれるのかを語るのに対して非常に目立っています。
自分はどうなれるのか、どうなりたいのかということに関して、
いちごは美月にもらった以上のものをこの時点では持っていなかったと言えます。

しかし、いちごは第49話で自分自身と向き合い、「自分」を獲得します。
自分は何をしたいのか、どうなりたいのかを考えて、アメリカ行きを決めるのです。
それも、美月がスターライト学園を去ると知る前に、いちごはこのことを決意しました。
それまで美月や、美月のくれた目標をずっと追いかけていたいちごが、
自分の側から彼女の下を離れることを選び、自分の道を進まんとしたのです。

面接の時点で現れていたいちごの課題は、ここで克服されたと言えるでしょう。
だからこそ二年目の冒頭で、いちごは軽々と星座アピールを出せたと考えられます。
「一人でも輝く」ためにネックになっていた部分は、既に乗り越えられた後でした。

第二に蘭は、一緒でない寂しさを克服できるのかということが問題になっていました。
蘭は面接で「自分」に「自信」を持って回答し、結果合格を勝ち取りましたが、
いちごやあおいと一緒でない寂しさから、トライスターを脱退する事態になりました。
ここで、蘭の「寂しさを一人で克服する」という課題が提示されています。
そしてこれは、えびポンの助けを借りることで解決されます。
第57話で蘭が、いちごやあおいの助けをほとんど借りることなく、
プレッシャーを乗り越えて星座アピールを出せたのは、
彼女なりの方法で弱さを既に克服していたためであると考えられます。

そして第三にあおいは、自分に自信がないことが問題になっていました。
このことは第71話の中で改めて提示されていますが、
いちごと同じくトライスターの面接の時点で仄めかされていたと思います。
あおいの面接での回答を確認しておきましょう。

「最後の質問。霧谷あおいが入ったら、
 トライスターにどんな輝きが加わるかしら?」
「私には、これまで蓄えてきたアイドルや芸能界についての膨大な知識があります。
 私は、芸能界のあらゆるアイドル情報が詰まった、アイドルの缶詰です!
 それを全てまるごと、トライスターを輝かせるために使います!」 (35話)


あおいは、「一人でも輝けるか」を問うトライスターの面接で、
トライスターを輝かせることができるとは語れても、自分一人でも輝けるとは言えなかったのです。
ここに現れている「自信を持つ」という課題が、第71話で乗り越えられることになります。


3. 「一緒だから輝ける」と「一人でも輝ける」の架橋

第71話は、このあおいの「自信」という問題を、あおい一人では解決させませんでした。
つまり、一人で何とかしようと山籠もりに踏み切ったあおいの元に、いちごはやってくるのです。
そして、彼女の言葉があおいの「自信」に繋がっています。

「星座アピール、私にも出せるかな?」
「うん! 出せるよあおい!」
「そうかな?」
「出せるに決まってるよ。だってあおいだもん」
「え?」
「私ね、あおいのこと、ずっとすごいって思ってたんだ。
 あおいと一緒にステージに立つと、すごく安心するんだよ。
 私なんて自分のことでせいいっぱいだけど、
 あおいはちゃんと私たちを見てくれてるって分かるから。
 それができるのは、あおいだけなんだよ!」
「私にしか、できない……?」
「うん! ずっと近くで見てたから分かるんだ」
「私、自分より周りを見ちゃうのは弱点だって思ってた」
「え、そうだったの!?」
でも、そんな私を必要としてくれる、誰かがいるのなら……」(中略)

「私は、霧谷あおいの、可能性を信じる!」 (71話)


ここには、第54話のテーマが再度現れてきています。
第54話は、自分では気付けない自分の魅力(的な表情)を、
仲間なら見つけることができるということを描いていました。
このことがいちごとあおいの間に浮かび上がってくるのです。
いちごの言葉によって、あおいは自分の良さを認識することになります。

このように第71話では、あおいの問題解決に際して第54話のテーマを持ち出すことで、
「一緒だから輝ける」と「一人でも輝ける」を架橋していたと言えます。
すなわち今回の話は、いちごの言葉があおいの「自信」に繋がり、
そこからあおいの星座アピールの成功へという流れを踏んでいるわけですが、
そこであおいは、「いちごが一緒にいてくれたから」一人でも輝けたと考えることができます。
「一緒だから輝ける」と「一人でも輝ける」がここでは接続されているのです。

換言すれば、あおいはソレイユらしい「一緒だから輝ける」と決別しないで、
課題であった「自信を持つ」ことを達成したとも言うことができます。
ソレイユでなくなって一人でも輝けるようになった様ではなく、
ソレイユが一人でも輝けるようになる様がそこでは描かれているのです。
三人は一人でも強く輝ける「星」になったものの、
三人一緒のときに一番輝けるということはおそらく変わりありません。

第54話で、セイラときいは三人に次のように語っています。

「音が重なってる。ハーモニーが広がってく」
「え?」
つまり、あなたたちは三人でいるときが一番いい顔ってこと、でしょ?
「うん」 (54話)


彼女たちは、「星」より何倍も大きく輝いて見える、「太陽」でもあり続けるのです。



○関連記事

  自ら輝く太陽として――「太陽」という目標からの卒業 (第50話)
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     いちごの美月からの卒業について

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     蘭の弱さの克服について


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