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福女レースの順位から見えてくるテーマ (アイカツ!第六十四話考察)

2014.01.11 14:13|アイカツ!
KIRA☆Power/オリジナルスター☆彡KIRA☆Power/オリジナルスター☆彡
(2013/10/23)
STAR☆ANIS

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今回は、第64話「ラッキーアイドル☆」での福女レースで、
それぞれのアイドルが何故その順位だったのかということについて考えます。
一方でいちご、セイラ、あおい(と蘭)は上位でゴールし、
他方でおとめ、ユリカは目立つ形でそこから離脱しましたが、
そこにはどのような意味を見出せるのでしょうか。
順位を考えることから、今回の話のテーマに肉薄してみたいと思います。



○上位入賞の理由:「下準備」の段階での努力


まず、いちご・セイラ・あおいが上位に入れた理由について考えます。
今回の話では、本番に向けて如何に「下準備」を行うかということが問題になっていたと思います。
物語の前半で、あおいが分かりやすく次のように述べています。

綿密な下調べをしたものが、レースを征す」 (64話)


一度しかない本番に備えて、全力で準備するということが重要だったのです。
とりわけ福女レースは二つの要素から成り立っていました。
ティアラの言葉を引用してみましょう。

「このレースでみんなが競うのは、運動神経の良さとアイドルの適正なんだって」 (64話)


よって、この二つの方面についての下準備こそ重要でした。
そして、いちごたちはここにおいて勝っていたために、上位に入れたと考えられます。
それぞれ順番に見てみることにしましょう。


(1)いちごたち:「アイドルの適正」とは何かを考える

第一に、いちごを初めとするソレイユ三人組は、
あおいのリードで綿密な下準備を行っていました。
福女レースの経験者や関係者に話を聞きにいっていたわけです。
また「アイドルの適正」について、彼女たちはきちんと考えようとしていました。

「アイドルの適正?」
「アイドルに向いてる人ってどんな人だと思う?」
「うーん、ファンをわくわくさせたりとか、うきうきさせたり、
 ずっと見てたくさせちゃうパワーとか、素敵な笑顔を持ってる人かなあ
「それは分かるなあ」
「でも、ファンがわくわくするアイドルって、色々なタイプがいるよね」
「ああ、難しいな」 (64話)


ここでらいちはファンの視点から、「笑顔」が重要であることを地味に当てています。
らいちのアドバイスがレースで実際に役立ったというような描き方はされていないものの、
「あるに決まってる」と考えてしまいそうな「アイドルの適正」について、
三人はしっかり考えようとしたということが、上位の遠因になっていたと思います。

実際に三人は、「アイドルの適正」検査のゾーンで全くつまづかないのです。

三人の中でもいちごが一位になれたのは、
「下調べ」の延長で太一から有用な言葉を受け取れたからであると解釈できます。

「そう、今日がんばったら、明日のことは明日また考えればいい。
 お父さんも毎日、そうやっている」
「お父さん、レースで何が起こっても驚かないようにするためには、どうすればいいの?」
「驚かないようにか……」
「お父さんは世界中を旅して色々なハプニングに出会うの、怖くないの?」
「お父さんだって、みんなのいる家に帰りたいって思うことはあるよ。
 でも誰も知らない美味しい食べ物に出会ったとき、お父さんが最初に考えるのは、
 この美味しさをたくさんの人にも味わってほしいということなんだ。
 それと同時に、作った人の気持ちも大切に届けたいと思う。
 一旦始めたら、できるかできないかなんて考えないかな。夢中で頑張ればいいと思うよ
「うん、分かった! わたしもステージを見に来てくれた人に幸せを届けたい!
 エンジェリーシュガーの星座ドレスをゲットしたいのだって、
 応援してくれるファンやデザイナーの天羽さんに、
 早く星座アピールを見せてあげたいから!」 (64話)


今回の要の部分であると思うので、長く抜かせていただきました。
ここで「夢中で頑張る」というアドバイスを受けていたため、
ラストスパートでセイラに競り勝てたということは、作中でも強調されていました。

太一の言葉が最終的な勝負の分かれ目になっていたと思います。

またあおいが蘭に勝って三位だったのは、彼女が「下調べ」を提案したことからも分かるように、
今回のテーマであったそれがあおいの得意な領域であったからではないでしょうか。
実際にあおいは唯一人スペシャルグッドコーデを出すなど、最も完璧に関門を突破しています。
それは、「下調べ」を問題とする回だからこそ行われた、あおいの強調だったのではないでしょうか。


(2)セイラ:トレーニングを頑張る

第二に、セイラが二位になれた理由についても考えてみましょう。
ソレイユ三人と比較すると、セイラは「アイドルの適正」については考えられませんでした。
「あたしたち、アイドルの適正があるから、ここにいるんだよな」と考え、
それ以降何も考えないままに本番に臨むことになってしまったのです。
彼女が最高の笑顔を作るゾーンでつまづいたのは、このことの現れであったと思います。
いちごとは対照的に、ここで色々と考えてしまったのかも知れません。

それでも彼女が二位になれたのは、もう一つの道で彼女が頑張っていたからです。
先に述べたように、福女レースの二大要素は「アイドルの適正」と「運動神経」でした。
このうちでセイラは、「運動神経」に関連する方向で頑張ったと考えられます。
彼女がいちごに負けないためにも懸命にトレーニングを積んでいたことは、
ランニングマシーンの場面で、きいと比較されながら強調されていました。
ソレイユ三人とは別の方向での「下準備」が、二位に繋がったと見ることができます。


(3)まとめ:「下準備」の段階での努力

結論として、上位入賞の裏には「下準備」段階での努力があったと言えそうです。
逆に言えばその重要性が、福女レースの結果を通じて描かれたということができます。



○離脱・脱落の理由:譲れない「自分のカツドウ」


次に、ぽわぽわプリリンやユリカが上位に入れなかった理由について考えます。
思うに彼女たちの脱落は、今回の裏のテーマとでも言うべきものを表していました。
すなわち、アイドルには「そのアイドルならではのカツドウがある」ということです。
そのアイドルとは切っても切り離せない、譲れない要素があるということが、
華々しい上位争いの裏で示されていたように思います。

これは、これまで主にヒカリが示してきたテーマです。
例えば、大半の生徒が参加したトライスターのオーディションで、
彼女が不参加を選ぶとき、「ヒカリにはヒカリの領域がある」ことが提示されていました(33話)。

今回はそのことを、まずはデザイナーでもあるそらが語ってみせます。

「ところで、どうやらそらはエントリーしてないな」
その代わりわたしには、お仕立て券のオーダーが来るかも知れない
「そらちゃん、デザイナーだもんね」
「お仕立て券、一着の賞品か」
「星座ドレスを目指すアイドルたちの想いと、
 トップデザイナーがアイドルの想いに応えて、どんな星座ドレスを作るのか、すごく楽しみ!」
「そらちゃんらしい!」(中略)

「もしかして、新しいドレスの?」
「うん」
「見せて見せてー!」
「まだダメ。完成したときに見せる。
 これでも、わたしなりのアイカツに燃えているの」 (64話)


そらはレースには出ないで、「わたしなりのアイカツ」に取り組みます。
これはトライスターオーディションのときのヒカリと同様の選択です。
それぞれに自分のアイカツがあるということが、デザイナーの視点から改めて示されています。

レースに出場することを決めながら脱落してしまった面々に関しても、
このテーマの中で考えることができます。
すなわち、ぽわぽわプリリンやユリカの脱落は、彼女たちの課題を示したとも読めますが、
同時に彼女たちには彼女たちならではの領域があることを示していたとも読めるのです。

おとめたちは、人形焼の屋台を見つけたためにそのまま上位から離脱してしまいます。

「あ! あそこに人形焼の屋台が!」
「おいしそうな人形焼!」
「確かに」
ぽわプリは餡子とクリームを素通りできないのです~」 (64話)


「お菓子」は、ぽわぽわプリリンの結成の段階から三人のカツドウに関わってきました。
そして三人は、人気になった今でもお菓子の食べ比べを続けています(60話)。
おとめが人形焼に釣られてレースを離脱したとき、
そこでは彼女たちとは切り離せない重要なものとして、お菓子が現れていると読めます。

ユリカに関しても同じことを言うことができます。
彼女は「ドラキュラとしての夜の徘徊」のために、翌日寝坊してしまっています。
朝早いことが分かっているのならば、さっさと寝てしまえばよかったのに、
ユリカはドラキュラとして夜に出かけていくことを止めていません。
これは台詞からするとユリカの油断ゆえとも取れなくもないのですが、
彼女の登場回辺りを踏まえると、欠かせないカツドウであったとも取れます。
スワロウテイルのオーディションでドラキュラであることを突き通したり(21話)、
トライスターのオーディションで日傘を持ち続けたりした(33話)のと同じように、
いつものようにドラキュラとして振舞って自分を貫いたのです。

ぽわぽわプリリンと同様に、彼女はこれまで大事にしてきたものを堅持しています。

結論として、ぽわぽわプリリンやユリカのレースからの脱落は、
何としても譲れないような、彼女たちの「自分のカツドウ」を描き出しています。
もちろんレース途中の離脱や寝坊は問題行動であり、
その意味で課題を提出してもいるとも言えるのですが、
他方でそのアイドルならではの譲れない領域があることを示していたとも言えるのです。



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