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にこの勧誘に見る「μ'sのやり方」 (ラブライブ!第五話感想)

2013.11.07 17:30|ラブライブ!
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最近移動中にベストをよく聞き直しているわけですが、
『Mermaid festa vol.1』の、それぞれが「さよなら」を言っていくパートで、
希が「楽しかったよ♪」って言うのが結構好きなんですよね。
あの歌詞からしたら場違いとすら思える明るさ。
それを希が言うことで、「敢えて明るく言っている」という感じが生まれる妙です。

さて、第四話に引き続き、第五話に関しても考えていきたいと思います。
とりわけにこを引っ張り込むために、
どのような方法が取られていたかを確認します。
けだし、にこを加入させるために取られた方法というのは、
真姫に曲を作ってもらうときにも取られ、
この後絵里の加入の際にも取られる、特徴的なものです。
その「μ'sのやり方」とでも言うべきものを、今回は見ていくことにしましょう。



○『ラブライブ!』第五話:にこの勧誘に見る「μ'sのやり方」


(1)穂乃果・ことり・海未のバランス

まず、余談ではありますが、前半に気になる場面があるので注目します。
雨が降っているにも係らず、穂乃果と凛が屋上に突貫していく場面です。

「あ、雨少し弱くなったかも」
「やっぱり確率だよ! よかった」
「このくらいなら練習できるにゃ!」
「ですが、下が濡れていて滑りやすいですし、またいつ降り出すかも」
「大丈夫大丈夫! 練習できるよ」
「う~テンション上がるにゃー!」(中略)

「私帰る」
「わ、私も、今日は……」
そうね、また明日にしよっか」 (5話)


ここで、無理する穂乃果(たち)を海未が諌めるもののそれでは止まらず、
ことりが「また明日にしよっか」と最終的に決断を下すという流れが提示されています。
調停役のことりの考えが確定した時点で、穂乃果もようやく諦めるのです。
ことりがきちんと機能していれば、穂乃果の暴走をかくのごとく止めることができます。
これは、彼女がきちんと機能できなかった11話とは対照的です。
二年生三人の中で、穂乃果がアクセルを踏み、海未がブレーキを踏むのに対し、
ことりがどちらにつくかということが重要であるとここで示されています。


(2)にこの勧誘に見る「μ'sのやり方」

次に、本題であるにこ加入までの過程を見ていきたいと思います。
5話でにこは、μ'sのメンバーを色々な理由でダメだしします。
具体的には、ハンバーガーショップでは「ダンスも歌も全然なっていない」こと、
部室では「キャラづくりを全然していない」ことが指摘されています。

このようににこが穂乃果たちを認めない理由は二転三転するものの、
結局大きいのは「にこと同じ所を見ることができていない」(と思われる)ことに他なりません。
それが反対する根っこにあって、歌やダンスやキャラづくりのことは、
それを証明する不真面目の現れに過ぎないのです。

にこにとってはダメだしの向こうにあるものが反対する理由であり、
歌やダンスやキャラづくりは、反対の理由として提示されているものの、
実際はそれ自体が直接的な理由というわけではありません。

ゆえに、にこを説得するためには「にこと同じ所を見られる」ことを示す必要がありました。
穂乃果は海未と仲良くなった経験から、これに直感的に気付きます。
そして、これまでの方針を転換してにこを七人目として巻き込むことにするのです。

「おつかれさまです!」
「なっ……」

「お茶です! 部長!」
「部長!?」
「今年の予算表になります、部長!」
「部長、ここにあったグッズ、邪魔だったんで棚に移動しておきましたー」
「こら! 勝手に!」
「さ、参考にちょっと貸して。部長のおすすめの曲」
「な、なら迷わずにこれを……」
「あー! だからそれは!」
「ところで次の曲の相談をしたいのですが、部長!」
「やはり次は、さらにアイドルを意識した方がいいかと思いまして」
「それと、振り付けも何かいいのがあったら」
「歌のパート分けもよろしくお願いします!」

「……こんなことで押し切れると思ってるの?」
押し切る? 私はただ相談しているだけです。
 音ノ木坂アイドル研究部所属の、μ'sの七人が歌う、次の曲を!」 (5話)


最後の穂乃果の言葉から分かるように、これは既に説得ではありません。
にこの説得ではなくて、にこの勧誘になっています。
にこにとってそれは、「私たちはにこと同じ所を見る」という、
穂乃果たち全員の決意の表明に他なりませんでした。

そのために彼女はこれまでの頑なな態度を翻します。
にこの目からすれば、ダンスも歌もキャラづくりも問題外。
けれども彼女たちは、自分と同じ所を見るという意志を持っている。

ここで重要なのは、穂乃果だけではなく、μ's全員で勧誘しているということです。
にこの加入過程においては、穂乃果が中心的な役割を担うものの、
結局はみんながにこと同じ所を見据える決意を示したことが、
にこ加入の直接のきっかけになっていると考えられます。
ここでいわば、「穂乃果の物語」から「みんなの物語」への転換が行われています。
この転換は他の箇所でも見出せる、「μ'sのやり方」とでも言うべきものです。

これまでの部分なら、真姫に曲を依頼する2話がまさしくこれと同じ過程を取っています。
つまり、そこでは穂乃果が中心的な役割を演じましたが、
最終的には三人の神社での練習光景を見て、真姫は曲を送ります。
穂乃果ではなく、「μ'sのみんなが」引っ張り込んだ形になっています。

この、穂乃果が中心的な役割を演じながら、
形式的にはみんなで引っ張り込むという「μ'sのやり方」は、6話でさらに端的に描かれます。
すなわち、実質的なリーダーとして穂乃果がいる一方、形式的にはリーダー不在で横並び。
このμ'sの特徴的な考え方が、誰かの勧誘の際にも表れています。
穂乃果が中心になるけれども、勧誘するのはみんななのです。



○関連記事


  「穂乃果の物語」としてではなく「三人の物語」として (1話、2話、3話感想)



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