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仲直りの場面を「見守る」三人 (きんいろモザイク:第九話感想)

2013.09.06 12:01|きんいろモザイク
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アニメは第九話、「ねないこだれだ」が放送されました。
今回はみんなで綾の家に泊まる話(2巻17ページ)、
綾がカレンに弟子入りする話(3巻9ページ)、
みんなでかくれんぼする話(3巻25ページ)を中心にまとめられていました。
作画が結構ふわふわしていましたが、特に忍が可愛かったと思います。
ここぞというところの表情で仕留めに来ていた印象があります。

kinniro15.png
 (カレンのハンカチに興味を示す忍:9話)

kinniro16.png
 (烏丸先生を見つけて駆け寄る忍:9話)

何か好きなものに当たっている忍は本当に輝いていますね。
原作の四コマでも、ここぞというところの表情がいいことが多く、
カレンのハンカチに興味を示す場面の忍は同様に可愛いです(3巻34ページ)。
原作の忍は、横顔に勇の面影を宿していると感じます(2巻76ページなど)。
また今回の話の中だと、綾と陽子が仲直りでノートを買う場面で、
綾の見せる表情が綺麗で秀逸です(3巻15ページ)。

アニメから興味を持った方は、原作も素晴らしいので、
もし購入されたらそうした部分に注目してみるといいと思います。
アニメ絵の場合とはまた違った良さがあります。



○みんなをよく見ているカレン:仲直りの話に見出せる「見守る」


まず、今回はカレンの特徴がよく表れていたため、そこに注目します。
綾の家に泊まりに行ったとき、カレンは綾の手をさっと握ります。

「いらっしゃい! 待ってたわ」
「おじゃましますー」

「陽子ちゃんは?」
「まだ来てないの 寒かったでしょ? 中に入って」
「… 手 冷たいデス」
「もしかしてずっと外で待ってたんですか!?」
「来るのが遅くて心配して… なんかいないんだからね!!」 (9話、2巻19ページ)


ここでカレンは、綾がずっと待っていたことに気が付いています。
同様に、綾が陽子と喧嘩してしまったと悩んでいるときも、
カレンはその様子に気が付いて綾に声をかけています。

「アヤヤ! 何か悩みゴトデスかー? 今日はいい天気デスね♪」
「カレンはいつも元気ね 素直でフリーダムで羨ましいわ」
「OH! フリーダム!」 (9話、3巻9ページ)


カレンはみんなを盛り上げるムードメーカーですが、
陽子並みに周りのことを気にかけているんですよね。
上記の場面のように、特に綾との関係でそれは顕著になります。
みんなのことをよく見ていることも、カレンの特徴の一つと言えるでしょう。
陽子の半分が優しさでできていること、綾のほとんどがヨーコでできていることを、
的確に指摘して見せたことからも、このことは分かります(5話、2巻43ページから)。


次に、綾と陽子が仲直りする場面に注目してみましょう。
二人はおそろいのノートを買って、仲直りの証とします。

「いや ほんと全然気にしてないからさ」
「そうなの?」
「なんだ てっきり綾に嫌われたかと思ってたよ」
「え 違うわ!」
「じゃあ仲直りにおそろいのノートを買おう」

――かわいい… 花柄なんてシュミじゃないくせに 陽子ったら カレンだったら…
――わあ陽子 かわいい♪ ありがとデスー!

「……陽子 あ ありがとう!」 (9話、3巻15-16ページ)


ここで忍とアリスとカレンが二人を見守っていることが重要です。

kinniro17.png
 (生暖かい目で二人を見守る三人:9話)

これと全く逆の構図が、第四話で提示されています。
すなわちアニメでは、忍を巡ってアリスとカレンが喧嘩し、
その後仲直りしたときは、陽子と綾が三人を見守っていました。
今回の話はそれとちょうど対応するような話になっているのです。

kinniro07.png
 (忍とアリスとカレンを見守る陽子と綾:4話)

二つの話の共通点は「仲直りする話」であるということです。
その光景を他の人物たちが見守っているという形になっています。
仲直りの話である以上、重要となるのは喧嘩した二人ですが、
その二人が五人から分離して描かれるのではなく、
あくまで五人の中で、特にその二人の関係が描かれているのです。

見守っているところが描かれていることで、
完全に二人の物語になるのが妨げられているように思います。

以前、五人の時間の中で二人の時間が描かれていると書きましたが、
先の二つの仲直りの話もそのようになっていると言うことができます。
今回のように、誰かに特にスポットライトが当たっているときは、
むしろそれ以外の人物がどのように振る舞っているかを見てみると、
物語を「五人の物語」として改めて捉える契機となります。
中でも「見守る」という動作は、『きんいろモザイク』が「五人の物語」であることを、
端的に示すものであると考えることができるのではないでしょうか。


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テーマ:きんいろモザイク
ジャンル:アニメ・コミック

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