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学校祭での二つの「異文化交流」 (きんいろモザイク:第八話感想)

2013.08.29 18:34|きんいろモザイク
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アニメは第八話「きょうはなんの日?」が放送されました。
というわけで、学校祭のお話です!
実は私は原作でこの話がかなり好きだったりします。
最後のカレンの劇の何とも言えない感じが好きなんですよね。
アニメ化が決定した頃から、どのようになるのか楽しみにしていました。

今回の話で、印象深かったのは以下の場面です。
勇とその友人・白川湊が忍たちのクラスへとやってきます。

「ふふ いるいる~
 私的には 綾ちゃんは和服で陽子ちゃんはメイドなんだけどなあ」
「あんた怪しいよ!」
「綾ちゃん あーやちゃん!」

「よ 陽子…!」
「もう! 私がびしっと言ってくる!」

「あの~ 撮影の方はちょっと… あっ! 勇姉!」
「じゃーん」 (8話)


ここで勇は、いきなり綾と陽子にカメラを向けて注意されています。
忍と勇は、対照的な姉妹として描かれることも多いですが、
こういう場面を見ると、似たもの姉妹であると感じますよね。
実際、勇の妹たちへの熱意は、忍の金髪少女への熱意に通じるところがあります。
今回は勇が「忍たちのお姉さん」として改めて現れていて、とてもよかったと思います。



○学校祭での二つの異文化交流:カフェ処「和洋折衷」と、劇「白雪姫」


さて、今回は「異文化交流」というテーマに注目してみましょう。
確認するまでもないことかも知れませんが、
「異文化交流」は、『きんいろモザイク』のテーマの一つと言えます。
実際にこの物語は、忍とアリスの異文化交流から始まるのです。
学校祭の話では、その「異文化交流」というテーマが、改めて強調されていました。

「私達のクラスの出し物は喫茶店
 今のところメイド喫茶か甘味処で意見が分かれているわ 二人はどっちがいい?」
「甘味処!」「メイド喫茶!」
「え?」 (中略)

「だったら二つ混ぜちゃおうよ まさしく異文化交流!
「良いですね それなら二人共納得です」 (8話、2巻10-11ページ)


その結果、忍たちのB組はメイド喫茶と甘味処を掛け合わせた、
カフェ処「和洋折衷」を学校祭の出し物として選ぶことになります。
ティーカップに日本茶、湯呑みにコーヒー、ケーキにあんこ、お団子にチョコレート――
まさしく「異文化交流」というテーマに拘った出し物になっています。
また次の場面は、アリスが馴染み始めた頃を思い出させるものです。

「アリスたち お客さん来るから準備して!」
「はーい」
「はい!」
「いらっしゃいませ!」
「あれ? 大人の人たちが来てるよ」
「一般のお客さんですよ」

「いらっしゃいませ お好きな席へどうぞ」
「イラッシャイマセー 日本語むずかしいネ」 (8話、2巻13ページ)


このように、最初は緊張して片言が出ていたアリスですが、
最後には流暢な「ありがとうございました」で客を見送れるようになります。
客との交流の中で、アリスが次第に打ち解けていく姿が描かれているのです。

ところで、学校祭の光景の中には、もう一つ「異文化交流」を見出すことができます。
カレンの所属するA組の出し物である、劇「白雪姫」です。
ベタな題材でありながら、その内容はかなり特殊なものになっています。

「白雪姫が…」
「死んじゃったー」

「またれい 私がその者の魔を断ち切ってしんぜよう!
 は――っ やあっ! ツマらぬものを切ってシマッタ ゼヨ」 (8話、2巻16ページ)


この劇の展開は唐突でかなりシュールですが、
よく考えてみると白雪姫と時代劇を折混合したものになっています。
A組でも、B組と同様に「異文化交流」が行われているのです。
A組がその選択肢を取るまでの過程は描かれていませんが、
白雪姫と時代劇でもめて、折衷案を取ったことが考えられます。
過程がないので何とも言えない感じになっているのですが、
劇「白雪姫」は、学校祭でのもう一つの「異文化交流」であったと言えるでしょう。

kinniro14.png
 (白雪姫の物語の中に突如登場する侍・カレン)

ちょうど前回、A組の光景も作品を構成する要素の一つであると述べましたが、
今回の話では、A組の生徒も忍たちと同様の日常を送っていることが仄めかされています。
クラスごとで進む話であったため、カレンの登場機会は少なめでしたが、
彼女は忍たちの過ごす日常の裏で、別の日常を過ごしていたのです。

そこにも作品のテーマである「異文化交流」を見出すことができます。

結論として、カフェ処「和洋折衷」も劇「白雪姫」も、
「異文化交流」というテーマを抱えるものであると言えます。
学校祭の話は、「二つの異文化交流」を描いたものであったのです。


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テーマ:きんいろモザイク
ジャンル:アニメ・コミック

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